第9回中部CAE懇話会 | |||||||||||
テーマ | 振動を究める | ||||||||||
概要 |
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日時 | 2006年6月23日(金)9:30−20:00 | ||||||||||
場所 | 刈谷市産業振興センター 愛知県刈谷市相生町1丁目1番地6 ■地図 | ||||||||||
交通 | ■JR東海道線 「刈谷駅」下車 北口から東へ徒歩で3分のところに会場があります。 ■JR名古屋駅から東海道線上り電車(豊橋、浜松方面)に乗車しJR刈谷駅で下車します。 快速で17分、普通で22分です。 JR名古屋駅で乗車の際、快速の武豊行(ディーゼル車両)は、 利用しないで下さい。 その他の新快速、快速、普通は、刈谷駅に停車します。 ■新幹線の三河安城駅からは、 JR三河安城駅まで歩き(約3分)、名古屋方面行きの電車に乗車し、2駅目の刈谷駅で下車。 ■駐車場(有料): 刈谷産業振興センターには、500台以上の車を収容できる相生駐車場が用意されています。 |
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受付 | 7階 9:30受付開始 | ||||||||||
資料展示 デモ コーナー |
7F ロビー (12:30ー18:00) CAE懇話会団体会員企業の資料展示デモコーナーを設けます。 最新の情報収集にお役立てください。 出展団体会員企業名(受付順、敬称略) 日本イーエスアイ株式会社 積水化学工業株式会社 株式会社ヴァイナス アルテアエンジニアリング株式会社 デジタルソリューション株式会社 UGS PLM ソリューションズ株式会社 株式会社 電通国際情報サービス トヨタテクニカルディベロップメント株式会社 住商情報システム株式会社 株式会社 構造計画研究所 (資料展示のみ) 株式会社トランスウッズ (資料展示のみ) |
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技術 講習会(1) |
技術講習会(1) ゴム講習会 〜理論から実践まで〜 (第1室) 理論編 時間:10:00-14:00 「ゴムの解析のための基礎理論」 株式会社メカニカルデザイン 石川 覚志 様 ゴム材料は一般的に超弾性体として有限要素法で使用されています。 超弾性体はひずみエネルギー関数を基にして応力・ひずみ関係が構成されます。 理論編ではこのひずみエネルギー関数による超弾性体の取り扱いについて説明する予定です。 また、ゴム材料は非常に大きな変形を受ける場合が多いので、微小ひずみ理論を適用できません。 大ひずみを正しく取り扱うために有限変形理論の適用が必要となります。 講習会ではこの有限変形理論についても説明する予定です。 ※ 講習内容に関しての配布資料はありません。 各自10〜20枚程度のノートorレポート紙を持参の上、受講時に筆記してください。 パワーポイントの資料をみるだけのような受講姿勢では、勉強にはなりません。 実践編 時間:14:00-15:00 「ある日、ゴムに出会ってしまったら?」 エムエスシーソフトウェア株式会社 松田 和弘 様 【教材提供】三ツ星ベルト株式会社 様 黒くて厚いコートを身にまとったゴム君。 この講演では強風(理論)ではなく、太陽(三ツ星ベルト株式会社様のご協力)の光で、ゴム君にコートを脱いでもらいましょう。 はじめは「ゴムってこんなんだよ」という”元ゴムや”の証言とゴム体験コーナー※。 そのあと、そんなゴム(製品)やゴム製品と関係深い繊維補強材のFEMでの取り扱いについて「こんな割り切ったモデル化方法もあるよ」という感じで気楽に聞いてもらえる内容にしたいと思っています。毎度ながら立場上具体的な話が出来ない部分もありますが、解析対象としてゴムに出会った方への参考になれば幸いです。 ※天然ゴムに対してアレルギー体質の方はサンプルに触らないか、あるいは手袋等を用意して下さい。 | ||||||||||
技術 講習会(2) |
技術講習会(2) (第2室) 「固有値解析と実験モーダルのデータ収集/解析」 株式会社エー・アンド・デイ 松村 晋介 様 中島 隆 様 固有値解析などを中心とした振動系のCAE担当のみなさまの中で、実際に実験を行った方は少ないのではないでしょうか。今回の技術講習会では、実物とCAEモデルを用意し、実験をしたいと思います。実験モーダル解析の理論習得や、データ取りなど実測体験を通して、バーチャル(計算=CAE)とリアル(実測)がみなさまの頭の中で融合されれば、今後の課題解決に向けてのCAEの活用レベルは、きっと"鬼に金棒"になると確信しています。もちろん、初めての方や実験経験者、実験担当の方も大歓迎です。 受講時の注意: 10:00-15:00 通しての参加が望ましいです。 また、下記添付の形状データを取り込んで自分なりの固有値解析をしてきて下さると、さらに望ましいです。 添付のParasolid形式・UNV形式・IGES形式のいずれかを取り込んで解析にチャレンジしてみてください。 材料は鉄です。 (データがうまく取り込めない方は、ほしいデータ形式を連絡して下さい。できる限り対応いたします。) *Parasolid のデータ 試験体形状x_t_&_x_b.LZH *UNV&IGESのデータ 試験体形状UNV_&_IGES.LZH 注:parasolidのデータが読めない場合は、jpgファイルを参照してください。 model.jpg、model_v.jpg 理論編 時間:10:00-11:30 固有値解析と実験モーダルの原理 実践編1 時間:11:30−14:15 実験モーダルのデータ取りおよび解析ソフトによるモード抽出 実践編2 時間:14:15−15:00 CAE解析の結果紹介 ・固有値解析とは ・実験モーダルの基礎 ・1自由度系の振動 ・伝達関数の特徴 ・FFTアナライザとは ・伝達関数測定の方法 ・実験によるモーダル解析の実際 ・実験モーダル解析の事例 |
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講演 | 講演1 時間:15:00-15:45 (7階ホール) 「製品開発における実験とCAEの役割」 株式会社エステック シニアプロジェクトマネージャ 玉理 順造 様 株式会社エステックのコンサルティング事例の中から、振動騒音に拘わる技術トピックについて、実験主体の事例三例、シミュレーション主体の事例を三例程度紹介します。 講演2 時間:15:45-16:15 (7階ホール) 「計算機の動向と今後の方向性」 日本アイ・ビー・エム株式会社 システム製品事業 システムp事業部 HPC グループリーダー 平尾 義郎 様 HPC/CAEで使用される計算機の発展は、2000年以降、大きく変化しています。 解析規模の増大、解析種類の多様性に応じて、汎用可能な大規模SMP機から、各アプリケ-ションの特徴に則した専用機を導入する傾向が強まっています。 また、プロセッサの開発も業界の淘汰が進む一方、単一プロセッサのクロックアップによる速度向上から、Dual-Core, Quad-Core に見られる低クロックプロセッサの並列使用による性能向上にシフトしています。これら、計算機の変遷及び最新動向、将来に関して説明します。 |
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基調講演 | 基調講演 時間:16:15-17:45 (7階ホール) 「ブレークスルーは物理の基礎から生まれる」 京都大学 大学院工学研究科 機械理工学専攻 教授 松久 寛 様 ご講演では松久先生の研究室での研究についてご紹介していただきます。 松久先生の研究室では、機械と人間にまつわる振動・騒音の発生機構の解明から制振までをテーマとしておられます。 具体的には、ロープウエーのゴンドラ・リフトや船の揺れの動吸振器による制振、床の運動量変換型衝撃吸収ダンパの開発、プレス機械の制振対策、よく飛び手にやさしいテニスラケットの開発、圧電素子による制振、波動解析による制振などをテーマとして研究を進められています。その過程で,新しい研究テーマは,現実の問題を解決したいという要望(シーズ),現状の再検討と疑問,物理(力学)の基礎の組み合わせから生まれていました。このあたりに焦点をあてて説明されます。 研究室については下記urlをご参照ください。 http://vibration.jp/ | ||||||||||
技術交流会 | 時間:18:00-20:00 6階 604・605会議室にて,参加者の技術交流会を行います。 | ||||||||||
時間割 | こちらを参照ください | ||||||||||
参加費用 | 第9回中部CAE懇話会 参加費用 ■CAE懇話会個人会員(正会員、賛助会員) ・一般:2000円 ・学生/院生:1000円 ■CAE懇話会個人会員でない方 ・一般:3000円 ・学生/院生:1000円 ※参加費用は参加されるコースに関係なくいずれも上記の費用となります。 参加費用は当日会場受付でもお支払いいただけますが、請求書による振込みを希望される場合は、事務局まで事前にご連絡ください。 個人会員へのお申込みはこちらより承ります。 ☆CAE懇話会個人会員への登録は、前日までにお願いします。 ☆個人会員の年会費は、当日受付にてお支払いただけます。 | ||||||||||
参加申し込み | 開催は盛況裡に終了しました。 | ||||||||||
備考 | 内容については、変更される場合があります。最新情報は本ページでご確認ください。 |