第5回中四国CAE懇話会 |
テーマ |
「CAEがこれだけ役に立った」 |
主催 |
中四国CAE懇話会 |
協賛 |
日本機械学会中四国支部、日本技術士会中国本部 |
日時 |
2019年6月28日(金) 10:00〜19:30 |
場所 |
サテライトキャンパスひろしま
(広島県民文化センター5階)
〒730-0051 広島県広島市中区大手町1丁目5-3
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受付 |
9:30 受付開始 |
講演 |
基調講演 |
「ものづくりにおける選択と集中 〜CAEを活用したモデルベース開発の可能性〜」 |
時間 |
16:40-17:40 |
講演者 |
マツダ株式会社 人見 光夫 氏 |
概要 |
マツダは1990年代後半、2008年リーマンショック等でたびたび危機を迎えた。そんな中でも今までにないほど厳しい燃費規制などは待ったなしで迫ってきていた。他社はハイブリッドや電気自動車などを開発し万全の準備をしているがマツダには将来に向けて技術を開発する人間が大幅に不足しており他社のような対応は到底とりえない。そんな中で我々がとったのはマツダ流の選択と集中である。これは多くの課題に対し一つ一つに人とお金をかけて対応するのではなく、また多くの選択肢の中から良いのを一つ選んで対応するというのでもなく、多くの課題に通じる共通課題を見つけそこに集中するという考え方である。これをボーリングに例えて一番ピンを見つけると呼んでいる。その大きな柱としてCAE能力強化、モデルベース開発に取り組んできたのでその内容を紹介する。 |
資料(注1) |
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趣旨説明 |
「中四国CAE懇話会発足について」 |
時間 |
12:55-13:15 |
講演者 |
広島大学/マツダ株式会社 栗栖 徹 氏 |
概要 |
設立4年目を迎える広島CAE懇話会は、活動のより一層充実し、その範囲を広げることを狙いとして、 中四国CAE懇話会として、再始動することになりました。いままでを振り返り、今後の展望を述べます。 |
特別講演 |
「情報科学とCAEの接点」 |
時間 |
15:40-16:40 |
講演者 |
広島大学大学院工学研究科 情報工学講座 金田 和文 氏 |
概要 |
データサイエンスとインフォマティックスを教育研究の中心柱として平成30年4月に新設された広島大学情報科学部の紹介と、情報科学分野とCAEの係りについて、講演者がこれまで携わってきたCG技術や光学シミュレーションを用いた形状デザインや光学レンズ設計などの研究事例をご紹介します. |
中四国地区からのメッセージ (講演1〜講演5) |
講演1 |
「CAE懇話会とのかかわり〜今までとこれから」 |
時間 |
13:15-13:40 |
講演者 |
四電エンジニアリング株式会社 宮武 宏明 氏 |
概要 |
弊社におけるCAEの導入経緯やその取組について及び、CAE懇話会と出会ったきっかけやかかわりについてご紹介いたします。また、新たに発足した、中四国CAE懇話会への希望や期待についても述べさせて頂きます。 |
資料(注1) |
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講演2 |
「CAE懇話会との出会いと機械設計会社におけるCAEの活用について」 |
時間 |
13:40−14:05 |
講演者 |
株式会社アイワ技研 福留 政実 氏 |
概要 |
CAE懇話会との出会いは、8年前に計算力学技術者試験1級(個体)の受験に際し、石川先生の非線形構造解析塾の講義を受講させて頂いたことからでした。試験合格後は、岸先生の実践構造解析塾も受講させて頂きました。 私は、愛媛県新居浜市で機械設計設計会社を経営していますが、業務の中での設計者CAEの活用等について話させて頂きます。 |
資料(注1) |
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講演3 |
「医薬品の製剤設計におけるCAE活用に向けた取り組み」 |
時間 |
14:05-14:30 |
講演者 |
大塚製薬株式会社 水永 大輔 氏 |
概要 |
薬が患者さんの体内できちんと効果を発揮するためには,有効成分に対して添加剤を配合し,適切に加工して製剤(錠剤,注射剤,貼付剤など)とする必要があります。製剤を作るためのプロセス開発は実験を主体とした進め方が一般的であり,他の業界と比べるとCAEの活用が遅れていると感じています。発表では,医薬品業界(特に製剤設計分野)でのCAEの現状と将来に関する私見に加えて,最近取り組み始めた製剤設計への活用事例についてご紹介させて頂きます。 |
資料(注1) |
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講演4 |
「オープンソースによる流動解析の事例紹介」 |
時間 |
14:30-14:55 |
講演者 |
四国総合研究所 小川口 深雪 氏 |
概要 |
タンクに振動が加わるとスロッシング(液面搖動)が発生し、内容物が溢れ出すという事象が発生することがあります。このような溢水を抑える手法を検討する場合、スロッシングを正しく再現・評価できる数値解析が必要となります。ダンパーによる抑制効果などをオープンソースによって行った解析事例と実験との検証結果をご紹介いたします。 |
資料(注1) |
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講演5 |
「自動車用サイドドア等の部品開発におけるCAE技術の活用」 |
時間 |
14:55-15:20 |
講演者 |
帝人株式会社 柏木 良樹 氏 / 淺田 佳晴 氏 |
概要 |
帝人グループは自動車軽量化のため複合材料を主としたサイドドアモジュール等の部品を開発している。自動車部品開発では設計支援としての性能予測を、生産支援として生産品質の確保や生産性の向上を目的に積極的にCAEを活用している。今回の発表では具体的な活用事例を紹介する。 |
資料(注1) |
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団体
会員様
講演 |
団体会員講演1 |
「広島における「デジタルものづくり塾」の取組の紹介」 |
時間 |
10:00-10:30 |
講演者 |
公益財団法人ひろしま産業振興機構 安藤 誠一 氏 |
概要 |
ひろしまデジタルイノベーションセンターは、デジタルツールの利活用を推進する拠点として設立された。その事業の柱の一つは人材育成である。今回、初めてプレス成形解析にチャレンジする企業が課題解決に適用できるまでサポートする「デジタルものづくり塾」を広島県経済同友会(主催)と協力して開催・実施した。その結果、机上で問題解決し金型製作に着手する業務プロセスに変えるなど手戻り削減する企業も現れた。非常に有効な活動となったので、その取り組み内容について紹介する。 |
資料(注1) |
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団体会員講演2 |
「大規模構造解析ソフトADVENTUREClusterの活用提案」 |
時間 |
10:00-10:30 |
講演者 |
SCSK株式会社 今井 雅則 氏 |
概要 |
当社は、製品設計・研究開発・生産技術など広い領域における専門性の高い解析プロダクトを多数取り揃えております。
本日は、当社がメーカという立場で取り扱っております構造解析ソフトADVENTUREClusterを中心として各プロダクトとの連携提案事例をご紹介いたします。 |
団体会員講演3 |
「複合材構造の軽量化・強度向上のための最適設計ソリューション」 |
時間 |
10:30-11:00 |
講演者 |
株式会社CAEソリューションズ 高岡 秀年 氏 |
概要 |
当社は、Abaqus, Nastran, iSight, TOSCA, HyperSizerを活用した材料力学・構造力学に基づいた最適設計ソリューションを提案しています。
本日はその概要、並びに複合材の最適設計支援ソフトウェアHyperSizerによるフレーム構造の積層エリアや積層シーケンスの最適設計事例およびその機能をご紹介します。 |
団体会員講演4 |
「SX-Aurora TSUBASA インダストリ・スパコンの可能性」 |
時間 |
10:30-11:00 |
講演者 |
日本電気株式会社 萩原 孝 氏 |
概要 |
NECのベクトル型スーパーコンピュータSX-Aurora TSUBASAは、従来の大規模な科学技術計算シミュレーションに加えて、企業内の製品開発現場で行われる解析シミュレーションなどのCAE領域でもご利用いただけるプラットフォーム(インダストリ・スパコン)として開発した最新機種です。この講演では、SX-Aurora
TSUBASAのご紹介とインダストリ・スパコンとしての可能性についてお話しさせていただきます。 |
団体会員講演5 |
「CAE解析アプリを実行形式ファイルで配付可能!COMSOL Compilerのご紹介」 |
時間 |
11:05-11:35 |
講演者 |
計測エンジニアリングシステム株式会社 加藤 和彦 氏 |
概要 |
CAE技術を社内共有ツールとして利用する試みは、ライセンス数やコスト、認証方法がボトルネックとなって普及に至っていない。そこでCOMSOL社は、COMSOL
Multiphysicsで作成した解析モデルをアプリ化して実行形式ファイルに変換し、無償配付可能かつ認証不要で、技術情報の共有を容易にする「COMSOL
Compiler」を発売した。本製品の紹介と共に、解析モデルからの変換の実演も行う。 |
資料(注1) |
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団体会員講演6 |
「CAEのフロントローディングを加速する最新のCAEソリューション」 |
時間 |
11:05-11:35 |
講演者 |
株式会社電通国際情報サービス 矢野 雅久 氏 |
概要 |
複雑なシステムを用いた製品の開発では、初期の設計段階から技術検討を効率良く行い、後工程の手戻りを少なくして品質の高い設計を行なう開発プロセスが必要です。このためCAE業務のフロントローディングがますます重要な課題になっています。本セッションでは、設計段階でのCAE活用を加速するソリューションとして、メッシュレスの熱流体・構造解析や、設計探査や最適化ソリューションをご紹介します。 |
時間割 |
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デモ展示 |
計測エンジニアリングシステム株式会社
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汎用CAEソフトCOMSOL Multiphysics |
公益財団法人計算科学振興財団 |
FOCUSスパコン、2019年度講習会、最新事例集のご案内 |
エムエスシーソフトウェア株式会社 |
主にNVH系、材料系のソリューション紹介を行います。 |
SCSK株式会社 |
最適化ツール pSeven、塗装・腐食解析ツール Elsyca |
公益財団法人ひろしま産業振興機構 |
ひろしまデジタルイノベーションセンターのサービスを紹介 |
電通国際情報サービス株式会社 |
Simcenter3D 統合化された3Dシミュレーション環境 |
日本電気株式会社 |
NECが提供するベクトル型計算機 SX-Aurora TSUBASAの実機展示 |
参加費用 |
■CAE懇話会 個人会員
・2、000円(税込)
■CAE懇話会 学生会員
・無料 <ただし社会人学生は除く>
■CAE懇話会 団体会員(正会員、賛助会員)の社員の方
・2、000円(税込)
■CAE懇話会 非個人会員
・3、000円(税込)
■CAE懇話会 非学生会員
・1、000円(税込)<学生会員に登録ください。(登録費用は無料)>
※参加費用は参加されるコースに関係なくいずれも上記の費用となります。当日受付にてお支払いください 。
☆所属する企業・法人が団体会員様の場合、個人会員の参加費用が適用されます。 |
参加費用の請求書による振込みを希望される場合は、事前に CAE懇話会事務局(jimukyoku10@cae21.org)までご連絡ください。会場での請求書支払申込はできません。 |
新規にCAE懇話会個人会員となって、個人会員としての参加を希望される場合には、6月21日(金)までに個人会員登録申請を
行ってください。すでに個人会員の方は、その必要はありません。 |
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資料
(注1)
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当日参加された方には、資料ダウンロードおよび解凍用のパスワードをご連絡いたします。
参加された方で、パスワードの連絡がない場合は、事務局(jimukyoku10@cae21.org) までご連絡ください。
会場に来られない方で、資料を希望される場合に、参加費用をお支払いいただくことで、資料を入手できるようにしています。
会場に来られない方で、資料を必要とされる方も、事務局(jimukyoku10@cae21.org)までご連絡ください。 |
参加申込 |
Webからの事前申し込みは終了しました。
当日会場受付にお越しください。
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備考 |
内容については、変更される場合があります。最新情報は本ページでご確認ください。 |