中部地区 非線形構造解析
講師 株式会社シーディー・アダプコ・ジャパン 石川 覚志 様
開催期間 2011年1月から2011年3月までの6回コース
開催日
第1回 1月15日(土)
第2回 1月16日(日)
第3回 2月19日(土)
第4回 2月20日(日)
第5回 3月12日(土)(3月19日から変更)
第6回 3月13日(日)(3月20日から変更)

注:会場・講師のご都合により、開催日・会場が変更される可能性があります。
開催場所 刈谷市産業振興センター
開催時間 10:00−17:00
受講料 受講料: 個人会員 50,000円、 非個人会員 60,000円
別途、演習用ソフトウェアが必要です。
定員 8名以上20名以下
(最低受講者数に満たない場合は開催しない場合があります。定員になり次第、締め切ります)
備考

*かならずしも演習用ソフトウェアは必須ではありませんが、理解を深めるためにはお勧めします。
*日本機械学会の公認CAE講習会(固体力学分野)に認定されました。

申込方法
内容 概要
有限要素法を用いた非線形構造解析を行う上で、下記に示す各項目について必要な基礎理論を説明します。
また、必要に応じて演習ソフトを用いた実習や表計算ソフト(Excel)を用いて理解を深めます。
さらに、計算力学技術者認定試験(固体力学1級)の問題を題材として、知識を深めるとともに試験問題の解説を行います。
1.非線形解析入門
まずは線形有限要素法の理論と定式化を再確認し、非線形解析の概要について学習します。
非線形解析の解法としてNewton-Raphson法、修正Newton-Raphson法を学習し、それぞれの解法についての特徴や収束判定法について学習します。
2.材料非線形
弾塑性問題を中心とした材料非線形について学びます。
3次元の応力場、降伏条件、硬化則、流れ則、弾塑性の構成方程式について学びます。
また、クリープ・粘弾性などの速度依存の材料非線形についても学習します。
さらにゴム材料などで使用される超弾性体について、各種ひずみエネルギ関数および構成則について学びます。
3.幾何学的非線形
大ひずみ理論と微小ひずみ理論の違い、物質表示と空間表示、変形勾配テンソル、有限変形でのひずみや各種応力速度について学習します。
4.接触問題
接触問題を扱うための、ペナルティ法とLagrangeの未定乗数法について学びます。
単純なトラス要素による接触問題についてマトリックスを導出し、それぞれの差について検討します。
5.熱伝導問題
熱伝導解析における境界条件の違いと、有限要素法での取り扱いについて学びます。
また、熱と応力の連成問題についても学習します。
6.動的問題
動的問題における時間積分法(線形加速度法・Newmark-β法・Houbold法・中央差分法)について学び、その特徴と使い分けを明らかにします。
7.破壊力学
破壊力学の基礎について学びます。応力拡大係数・J積分・エネルギ開放率などの用語とその物理的意味を学びます。
また、最新のFEMによるき裂進展解析について紹介します。