関東地区 有限要素法の品質マネジメントとV&V |
講師 |
慶応義塾大学 理工学部 教授 高野 直樹 様 |
開催期間 |
2015年9月〜11月 4回コース |
開催日 |
第1回 9月19日(土)
第2回 10月24日(土)
第3回 11月 7日(土)
第4回 11月14日(土)
注:会場・講師のご都合により、開催日・会場が変更される可能性があります。 |
開催場所
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慶応義塾大学理工学部 (矢上キャンパス)
会議室および高野研実験室
〒神奈川県横浜市港北区日吉3−14-1
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開催時間 |
9:30−15:30 (昼食1時間)
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受講料 |
受講料: 個人会員 50,000円、 非個人会員 60,000円
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定員 |
12名
画像相関法によるひずみ計測を用いた引張試験の演習を行うため定員12名とします。
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申込方法 |
←お申込はこちらより承ります。
お申し込みのとき、ブラウザは、Internet Explorerをお使いください。
Firefoxをお使いの場合は、Version 36以降をお使いください。 |
概要 |
2006年に米国機械学会から発行されたGuide for Verification and Validation(いわゆるASME V&V10)を
契機として、有限要素法による工学シミュレーションの品質保証や検証・ 妥当性確認の重要性に対する
認識が高まっています。
解析理論も熟知した優秀な人材育成・技術者認定制度は、特に懇話会会員はよくご存じのことと思います。
しかしながら、人材の力量管理とともに、 一連の解析プロセスの品質マネジメントシステムを整備することが
必要です。英国のNAFEMSや国内でも日本計算工学会が品質マネジメントに関するテキストや学会標準書を
整備してきました。
本講座では、ASME、NAFEMS、 日本計算工学会の品質マネジメントとV&Vに対する取り組みを平易に
解説するとともに、 品質保証のキーとなる解析プロセス中のレビューで注意すべき点とその背景となる
理論的知識基盤を解説します。 さらに、 実験誤差やばらつき、 不確かさについて理解を深めるため、
画像相関法によるひずみ計測を用いた引張試験の実習も行っていただきます。
解析プロジェクトマネジャーやレビュアとなるべき方はもちろんのこと、 有限要素解析に携わるすべての方に
とって、 レビューに必要な知識はモデル化(ここでは数理モデル化)とプリプロセス(主に離散化)、
ポストプロセスに生かされますので、 臆することなく受講ください。
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講義内容 |
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第1回 |
ASME V&V10-2006と日本計算工学会標準の解説
・Verificationとは何か、Validationとは何か
・実験との比較、不確かさの検討を要求するASME流のValidationを中心とした解説
・ISO9001をベースとした日本計算工学会が出版する学会標準3冊の内容の解説 |
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第2回 |
日本計算工学会標準に即したレビューにおける留意点
・レビューの心構えと組織的な体制作り
・モデル化と離散化における留意点
・ポストプロセスにおける留意点 |
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第3回 |
レビューに必要な知識基盤(1)
・解析事例を用いた固体力学、有限要素法、数値解析法の理論の解説 |
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第4回 |
レビューに必要な知識基盤(2)
・画像相関法によるひずみ計測を用いた引張試験とばらつきの統計的処理の実習、誤差要因の考察(高野研実験室にて)
・NAFEMSテキスト等に学ぶ確率的シミュレーションの基礎知識 |
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