技術者のための実践特許講座
開催について  本コースは、近畿経済産業局補助金事業として開催します。  
主催 特定非営利活動法人CAE懇話会   
共催 (神戸地区)  公益財団法人計算科学振興財団
(広島地区)  公益財団法人ひろしま産業振興機構
 

講師

安武 健司氏  (アステロイドリサーチ株式会社 代表取締役社長)
加藤 博二氏 (Sifoen 代表)
劉   継紅氏 (ダイキン工業株式会社テクノロジー・イノベーションセンター
    
石黒 博康氏 (中西金属工業株式会社)  
辰岡 正樹氏 (NPO法人CAE懇話会/株式会社アルゴグラフィックス)
        

開催期間

2019年12月 から 2020年2月 まで 開催(合計3回)

開催日

各回の内容は、同じものです。
 (1)大阪地区: 2019年12月6日(金)
 (2)神戸地区: 2020年1月18日(土)
 (3)広島地区: 2020年2月12日(水)         

開催場所

1)大阪地区:大阪産業創造館 研修室A (5階)          MAP
  〒541-0053 大阪市中央区本町1-4-5    
   
(2)神戸地区:神戸国際会館 セミナールーム804      MAP
   〒651-0087 兵庫県神戸市中央区御幸通8丁目1番6号             

(3)広島地区:広島市東区民文化センター 中会議室    MAP
  
〒732-0055 広島市東区東蟹屋町10-31     

開催時間

 13:00 〜 17:00 
  受付
開始:12:30

受講料

 受講料は、無料です。
 (本コースは、近畿経済産業局補助金事業として開催します)

定員

20名
*定員になりましたら、締め切ります。

対象者 以下の項目のいずれかに該当される方を対象としています。

1.特許関係の基礎知識が必要な方
2.特許関係の業務に携わっておられる方
3.現在は直接特許関係の業務に携わっていないが、今後特許に関する知識を必要とされる方
4.設計開発業務に従事しているが、いままで特許を出願したことのない方、また特許を出願したことがあるが、なかなか登録にまでは至らない方。
申込方法  
  ←お申込はこちらより承ります。

内容

 [趣旨説明」   講師:辰岡 正樹 氏 
CAE懇話会が本コースを開催する趣旨、目的について、説明いたします。
1.実践特許講座1  (60分) 講師:劉 継紅 氏
 「製品開発を有利に進めるための必須特許出願とAI活用特許出願
[概要]
製品開発において、技術者が目の前の課題解決のために見いだした新しい技術やアイデアを特許として出願することが一般的に行われていますが、製品開発に必須となるような特許を意識して出願することが少ないのではないでしょうか。
また近年AIを活用した製品開発が試みられて、AI活用特許の出願も急増していますが、具体的な業務でどのようにAIを使うかイメージが付きにくいのではないでしょうか。
本講座では、製品開発において今後ますます重要性を増していく必須特許について、解説するとともに、AI活用特許出願のためのアイデア出しについても紹介します。

2.実践特許講座2  (60分)
 「実践 中間処理 『あなたの発明をあきらめないで!!』 」  講師:加藤 博二 氏

[概要]
拒絶となった通達内容を検討すると「なぜ?」と思うような、明らかな誤認と思われる理由が記載されていることがあります。
特許法は最初から「恣意的」な運用を前提とした法律です。そのために意見書、補正書という正当な反論権利が設けられており、このような恣意的な「拒絶」に対してはあきらめることなく正当な権利として強く立ち向かうことが必要です。
本講座ではそのような実例を挙げて実際の拒絶処理、意見書の書き方を説明し、実際の出願を例題にした自習を通じて意見書の書き方を学びます。

3.ワークショップ (90分)           講師:安武 健司 氏
  「特許明細書の作成演習」   

[概要」
製造業における特許の重要性はすでに広く認識されており、特に発明の主体である技術者向けの特許セミナーはたくさん開催されています。実際に当CAE懇話会でも過去、複数回のセミナーを定期的に開催しており、多くの参加者を集めてきました。
しかしながら座学でどれだけ特許知識を詰め込んでも、それだけではすぐに特許明細書を書けるようになる事は困難であり、良い明細書を書くためには現実的な演習問題を取り上げて、実際に手を動かしながらトレーニングすることが重要です。
出願経験の浅い技術者が日々の業務に追われながら、独力でトレーニングすることは難しいと思われるので、本講座ではグループワークを取り入れて、現実的で具体的な演習問題を参加者どうしでディスカッションしながら解くことにより、実践的な特許明細書作成技術を身に付けてもらうことを目標としています。