神戸シミュレーションスクール2020
(流体解析編)
主催:公益財団法人計算科学振興財団
実施事業者:NPO法人CAE懇話会

講師

(講義)および(実習) 大阪工業大学 教授 宮部 正洋 氏
              NPO法人CAE懇話会関西CAE懇話会幹事他

開催期間

2021年2月から2021年3月までの4回コース

開催日

第1回:  2月25日(木)
第2回:  3月 4日(木)
第3回:  3月11日(木)
第4回:  3月25日(木)

開催場所

オンライン形式

開催時間

第1回:     10:00ー17:00
第2回ー第4回: 9:30−17:00

受講料

受講料: 10,000円(消費税込み)

対象者

・流体解析を設計業務や開発業務で使用される企業の方。 
・初めて流体解析をされる方、あるいは経験が少ないが、業務で必要とされる方、および今後必要とされる企業の方。

定員

20名
 *受講確定につきましては、開催2週間前までにメールでご連絡します。
   原則として1企業1名とします。
  ただし、1企業1名で定員に達しない場合は、1企業から複数名の参加も可能となります。
 

テキスト  講習会用テキストは、開催日までに配布します。

備考

*日本機械学会の公認CAE講習会(熱流体力学分野)として認定されました。

 ・本スクールは4回完結です。第1回から第4回まで全回参加ください。
 ・途中からの参加、あるいは、代理受講はできませんので、ご了承ください。
 ・演習用PCは、オンライン形式での実習となりますので、受講生の方が使用できるPCをご用意ください。
 ・本コースの予定は、変更されることがありますが、その場合は、本ページに最新情報を掲載します。

個人情報のお取扱いについて
 本件でのお申し込みによりご提示いただきました個人情報の利用は、本スクールの受付・運営及びFOCUSスパコンのライセンス発行に使用し、上記目的以外での利用および第3者への開示・提示は行いません。

申込方法
←お申込はこちらより承ります。 
      
お問合せ先 NPO法人CAE懇話会  事務局 (jimukyoku10@cae21.org)
TEL:06-6374-8035

内容

概要

第1回から第4回まで、午前中の講義と午後の実習で構成されています。 
企業での事例等の紹介の時間を数回設ける予定です。

*1: 企業での適用事例等については、現在の予定では、毎回開催予定です。

第1回

・ 講義
基礎数学準備としてテイラー展開と差分近似について学ぶ。
また流体力学の基礎となる連続体近似の概念を身につける。
 ・実習
Pythonを用いて初等関数の差分近似を数値的に表現しグラフィカルに理解する。
場の量に対して演算操作を施した結果を可視化する。


企業での適用事例等について(*1)

第2回

 ・ 講義
偏微分方程式をコンピュータで解くための離散化手法の概念について理解する。
 ・実習
Pythonで書かれたプログラムを実行し、一次元の移流方程式の時間発展を計算する。
結果のアニメーションによって手法による精度の違いを調べる。


企業での適用事例等について(*1)

第3回

 ・ 講義
複雑な形状を持つ解析対象に適応可能な有限体積法の基礎を学ぶ。
物体境界に沿って計算格子を生成する手法について学ぶ。


企業での適用事例等について(*1)
 ・実習
フリーの流体解析ソフトであるOpenFOAMを用いて基本的な流れ場の解析を行う。計算格子や境界条件を変更した際の解析結果の違いを検討する。

第4回

 ・ 講義
流体のナビエ・ストークス方程式に対する離散化手法を学ぶ。さらに実際の解析に必要な境界条件の種類・設定法について学ぶ。
 ・実習
フリーの流体解析ソフトであるOpenFOAMを用いて基本的な流れ場の解析を行う。計算格子や境界条件を変更した際の解析結果の違いを検討する。

企業での適用事例等について(*1)
 事前準備
について
1.オンライン形式のための事前準備および確認をスクール開始前に実施します。
  スケジュールは個別に調整させていただきます。
  開催前までに完了できるように、できるだけ余裕をもって参加申し込みをいただきますよう、お願いいたします。

2.テスト内容
(1)事前確認テストのためのPCを用意ください。
(2)オンライン講義と実習は、Web会議(Webex Meetings)を使用します。
  1)Webex Meetingsによる通信テスト、音声共有、画面共有、チャットのテスト確認を実施します。問題がなければ、5分程度で完了します。課題がある場合は、時間を要する場合があります。
 Web会議を経験済みのかたも必ず確認してください。
 2)実習は、FOCUSスパコンを使用します。
   FOCUSスパコンにアクセスするための環境を事前に用意いただきます。
   具体的に準備いただく内容としては、いくつかの基本的なソフトウェアの導入です。
   そのため、使用されるPCの管理者権限が必要となります。 
   事前テストでは、FOCUSスパコンにアクセスすることを確認します。
   問題がなければ10分程度で完了しますが、課題がある場合は、時間を要する場合があります。