第14回関西CAE懇話会
テーマ:「CAEによる最適・ロバスト設計」 〜 設計者のためのばらつきを考慮した効率的なCAE活用 〜 |
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日時 | 2004年4月23日(金)10:00−20:00 |
場所 | 神戸市産業振興センター(神戸ハーバーランド内) (会場・交通案内) (〒650-0044 神戸市中央区東川崎町1丁目8番4号 TEL:078−360−3200) |
受付 | 9:30受付開始 9階 902+903会議室にて |
基調講演 (3階 ホール) |
(16:20−17:30) 「CAEの品質と日本機械学会計算力学部門の取組み」 京都大学 教授 大学院工学研究科機械工学専攻 宮崎則幸 様 日本機械学会計算力学部門では、計算力学教育認定検討委員会を設置し、CAE 技術者の品質保証とその社会的地位の確立を目的に計算力学技術者認定事業の検討をすすめ、昨年12月に計算力学技術者2級(固体力学分野の有限要素解析技術者)を実施した。その概要をお話しする。 また、日本機械学会では産学連携の研究組織として研究分科会を設置している。講演者が主査を務めている「RC202 電子デバイス/電子実装における信頼性評価に関する研究分科会」において実施している計算力学を用いた異方性導電樹脂実装の品質保証(信頼性)評価法を説明する。 ※宮崎先生のご講演資料は会員のページよりダウンロードできます。 |
ご講演 (3階 ホール) |
ご講演 1 (13:00−13:55) 「シミュレーションと品質工学の融合による開発設計の効率化」 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 芝野広志 様 シミュレーション技術は、開発設計期間の短縮と試作費用の削減に威力を発揮し、企業や研究機関での活用がますます活発化している。しかし、現状のシミュレーション技術では計算結果が実物データと必ずしも合致しない、ということがあり、実務担当の技術者にとっては頭の痛い問題となっている。 品質工学との融合は、その問題に対して、一つの回答を示すものであり、現状でのシミュレーション技術を有効に活用する方法を提示している。講演では、そのポイントについて事例も交えて説明する。 |
ご講演 2 (14:00−14:50) 「ロケットにおけるロバスト設計(仮)」 三菱重工業株式会社 渥美正博 様 現在のH-IIAロケット第1段LE-7Aエンジンは燃焼圧力13MPa、燃焼温度3200Kの燃焼ガスを超音速で噴出し飛翔しています。このエネルギーレベルは600MWクラスで、中型の発電所に相当します。これを僅かφ1.6m×3mの機器で発生させるため、性能的にも構造的にも極限設計が求められています。一方で、信頼性も強く求められ、近年ロバスト設計技術が求められるようになってきました。 本講演では、ロケットエンジン設計に採用されつつあるロバスト設計手法について、CAE技術と織り交ぜて紹介する。 |
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〜 コーヒーブレイク〜 (14:50−15:15) | |
ご講演 3 (15:15−16:05) 「最適化からの脱却 〜いかに有用な設計支援情報を得るかの実例紹介〜」 エンジニアス・ジャパン株式会社 許 全托 様 設計にとって”最適化”は一部の目的に過ぎません。実際には、”最適設計支援ツール”としてiSIGHTが適用されている問題は、自動化、寄与度分析、ロバスト設計、モデル同定や、トレードオフ検討、さらに最近ではデータマイニングなど実に幅広いということをご理解いただける事例を紹介いたします。 |
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講習会 (9階 901会議室) |
講習会 1(13:00−14:30)901会議室(定員60名) 「最適化入門と基本用語講習会」 司会:ローム株式会社 小村政則 様 技術解説:エンジニアス・ジャパン株式会社 工藤啓治 様 ”最適化”は近年急速に幅広い業界や分野に適用されてきていますが、その反面、専門用語や概念が多種多様で当たり前のように用いられているために、カタログを読んだり事例を理解したりするのにも苦労する場合はありませんか。 学会の講習会は敷居が高すぎるし、本で勉強する時間もないし、難しそうと感じていませんか。本講習会では、”いまさら聞けない”ことをじっくり解説します。初心者の方々ばかりではなく、知っているけれどもやさしい解説が欲しいという方にもぴったりの機会と思います。 また、本講習会の受講者には、Excelから使える最適化ツールの体験コーナーへの参加特典があります。(ただし、企業、研究・教育機関に属している方に限り ます。) |
〜 コーヒーブレイク 〜(14:30−14:55) | |
講習会 2(14:55−16:05)901会議室(定員60名) 「品質工学入門・ダイジェスト講習会」 講師:コニカミノルタオプト株式会社 平野雅康様 品質工学は、簡単・迅速・正確な評価の汎用技術として、開発設計のハード領域だけでなくソフト領域まで広く活用されている。 品質工学とシミュレーション技術を組み合わせて、開発効率のさらなる向上も盛んに行われている。 ここでは、品質工学をご理解いただくために、品質工学の概念、ノイズと機能のバラツキ、SN比の意味、直交表を使う目的、パラメータ設計など、品質工学の基礎的なところを事例を用いて解説しします。さらに、品質特性と基本機能の違い、開発スピード(効率) を上げるための品質工学の活用方法など、技術開発のマネジメントについても説明します。 ※平野様のご講演資料は会員のページよりダウンロードできます。 |
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研究会 | 研究会 1(10:00−12:00) 801会議室(定員45名) 「I−DEAS解析機能研究会」 座長:松下電器産業株式会社 澤田裕之 様 今回のテーマ「I-deasの持つ各種ソルバー用インターフェース機能」 内容: I-deasによる他社ソルバー用の解析データの作成機能についての紹介 ソルバーとしては、ANSYS、LS-DYNAを中心にご紹介。あわせて、ModelSolutionの利用テクニックもご紹介。 基本としてはISID様からのプレゼンの後、上記テーマに関する討議を行う予定です。また、上記テーマに関する課題で困っておられる方、要望がある方はそれを持って参加いただければと思っております。 なお、CAE懇話会の個人会員の正会員あるいは賛助会員であることが参加前提条件です。CAE懇話会の会員申込みのページからお申込みください。 |
研究会 2(10:00−12:00) 901会議室(定員60名) 「ANSYS研究会」 座長:関西CAE懇話会 末廣祥三 様 初会合となります。 ANSYSの使い方に関するユーザー同士の勉強会というスタンスで運営出来ればと考えています。(ネットのANSYSコミュニティと補完できればBest) 今回は懇話会テーマに即して、ロバスト・最適設計におけるANSYSの活用法を取り上げます。品質工学で用いられる直交表実験に関し、APDLを使った自動解析や、エクセルのVBAを使ったケーススタディなど、2,3のサンプルに基づいて具体的な使用法(プログラミング含む)を説明しますので、これらを参考にして頂いたり、アドバイスを頂ければ幸いです。またANSYSに関する要望などフリーに出し合って盛り上がることも期待しています。 なお、CAE懇話会の個人会員の正会員あるいは賛助会員であることが参加前提条件です。CAE懇話会の会員申込みのページからお申込みください。 ※使用する資料を会員ページに掲載しましたので、各自ダウンロードしてお持ちください。 |
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デモ展示 休憩・交流コーナー |
CAEソフトウェア カタログ・パンフレット類配布/デモ展示(10:00−16:20) CAE懇話会の団体会員のソフトウェア展示および資料展示を902+903会議室でご覧いただけます。 休憩・交流コーナー(10:00−16:20) |
交流会 (10階 レセプションルーム 1001号+1002号) |
交流会・パネルディスカッション(18:00−20:00) 恒例のパネルディスカッションは、今回のテーマ「CAEによる最適・ロバスト設計」に関する内容を予定しています。パネリストにご講演者・講師の方々などをお迎えし、品質工学とCAE、最適化設計、ロバスト設計の現在と将来について、本音トークを展開します。 【司会:コニカミノルタ株式会社 高田 久 様】 |
時間割 | こちらを参照ください。 |
参加費用 | ◎当日受付にてお支払いください。ただし、振込みによる お支払いを希望される場合は、 その旨ご連絡ください。事前に請求書をお送りします。 なお、参加費用は参加されるコースに関係なく同じです。 □CAE懇話会個人会員(正会員、賛助会員) ・一般:2000円 ・学生/院生:1000円 □CAE懇話会非個人会員 ・一般:3000円 ・学生/院生:2000円 (※団体会員の会社の方で個人会員に入っておられない方は非個人会員扱いとなりますのでご了承ください。) なお、個人会員の年会費は当日会場でお支払いいただけます。 個人会員に新規で登録される場合は、>こちらからからお申し込みください。 |
参加申し込み | 終了しました。 |
備考 | 内容については、変更される場合があります。 最新情報は本ページでご確認ください。 |