第22回関西CAE懇話会
■テーマ  「CAE2.0とは?」
〜〜「今日と明日のCAEを支えるIT技術」いろいろ〜〜
■日時 2007年2月16日(金) 10:00−20:00
■場所 兵庫県民会館 (神戸市中央区下山手通4−16−3)
http://www.hyogo-arts.or.jp/arts/kai.htm
(9Fけんみんホール、および9F、10F、12Fの会議室を使用)

会場への行き方:
http://www.hyogo-arts.or.jp/arts/kenminmap.htm
(各社線 三宮で地下鉄山手線に乗り換えるのがおすすめです)
●神戸市営地下鉄山手線 県庁前駅下車 東出口1から右へ50m
●JR神戸線  元町駅下車 北へ徒歩約7分
●阪神本線  元町駅下車 北へ徒歩約7分
●阪急神戸線 花隈駅下車 北へ徒歩約15分
■受付 9:30〜 9Fけんみんホール前
■プログラム概要 ●CAEによる設計革新分科会(10:00−15:00)
●大規模データマネジメント研究会(10:00−15:00)
●特別講演(15:30−16:30)
●基調講演(16:30−17:30)
●デモ・資料展示(11:30−15:30)
●交流会(18:00−20:00)
時間割詳細は、こちらを参照ください。   
■内容 <特別講演>
特別講演(15:30−16:30) けんみんホール
熊本大学 衝撃・極限環境研究センター 教授 伊東 繁 様
「衝撃波を利用した新しい食品加工技術とその展開」

 衝撃波を植物系に負荷し、植物を構成している媒質のインピーダンスの差を有効に利用した新しい食品加工法を提案した。本手法の特徴は、極めて短時間また非加熱で、食品の軟化や、粉末食品の微細化ができることにある。軟化された食品からは極めて容易に搾汁が可能で、エネルギー削減効果が期待される。さらに機能性成分の抽出も容易である。本手法を木材等に利用することにより、新機能木材や、木材からの容易に有用成分を抽出することができる。
<基調講演>
基調講演(16:30−17:30) けんみんホール
ミズノ株式会社 商品開発本部 大森 一寛 様
「スポーツ用具開発におけるCAE」

 3DCADに代表されるモデリング技術の発展とコンピュータの性能向上により、FEM解析がより身近なものになってきた。近年スポーツ用具の開発においてもFEM解析が積極的に取り入れられるようになってきた。ここでは、スポーツ用具特にスポーツシューズを例にFEM解析を用いた開発事例の紹介をする。
<CAEによる設計革新分科会>
講演1(10:00−12:00) けんみんホール
ローム株式会社 山崎 慎太郎 様
「有限要素法入門」 
 昨今、コンピュータの発達や各種CAEソフトのユーザインタフェースの洗練化に伴い、CAEは、ますます普及してきている。しかし、これらはまた同時に、CAE関連技術のブラックボックス化を促進する要因ともなっている。そこで、当講習会では、有限要素法の原点に立ち返り、有限要素法の基本的な考え方を説明していく。 

講義資料をダウンロードしてください。
パスワードは受講申込者へお知らせします。
   

講演2(13:00−14:00) けんみんホール
ダイキン工業株式会社 電子システム事業部 山田 浩忠 様
「CAE解析の技術情報蓄積とナレッジ活用支援システム『SpaceFinder』のご紹介」
 製造業の開発現場におけるナレッジ活用方法とその効果について、デモンストレーションと活用事例の紹介を中心に、開発プロセスとそれに紐付けしたCAE解析等の技術情報蓄積という視点から、ご紹介させて頂きます。

講演3(14:00−15:00) けんみんホール
オムロン株式会社インダストリアルオートメーション
 ビジネスカンパニー技術統括センター 田村 隆徳 様

「開発プロセスにおけるCAE解析の技術蓄積」
 商品開発や生産技術の開発プロセスの中でのCAE解析は、次々刻々と変化するニーズにタイムリーに応えるスピードが要求される。そこには、同じ課題でも、そのフェーズによってさまざまな解析が行なわれる。また、その周辺には、実験データや理論的な資料、自らが検討したメモなど種々雑多なデータが発生する。これらを如何に蓄積し、再利用できるようにするかを提案します。

講演4(10:00−11:00) 903会議室
ローム株式会社 小村 政則 様
「エクセルVBA超入門」 〜マクロ利用のきっかけ〜
 普段、「もっと効率化できれば」と思われている作業があると思います。その作業がコンピュータに関することなら、「マクロ」を使えば、効率化できる可能性があります。例えば、エクセルは、プログラミングすることなく、「マクロ」を使うことができます。今回は、エクセルを題材にマクロを利用するきっかけを提供したと思います。マクロについて、全然知らない方、大歓迎です。

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講演5(11:00−12:00) 903会議室
ローム株式会社 小村 政則 様
「エクセルVBAの利用」 〜作業の効率化ディスカッション〜
 マクロの作り方、ちょっとしたノウハウなど、マクロを有効に利用する方法をディスカッションしたいと思います。普段、マクロを使うことがない方も、この機会にマクロの便利さを実感し、作業の効率化につながる場になれば良いと思います。マクロに詳しい方は、もちろん、効率化できそうな問題があるが作り方で悩んでいる方の参加、問題提起を大歓迎いたします。

講演6(13:00−15:00) 903会議室
<パネリスト>
ダイキン情報システム株式会社  平野 徹 様 (司会)
株式会社菱友システム技術    三木 孝夫 様
株式会社 ジーエス・ユアサ コーポレーション 吉田 豊 様
ローム株式会社           小村 政則 様

「2007年問題を考える」
〜CAE2.0へ向けて団塊の世代が伝えたいこと〜

 団塊世代、中堅世代、若手世代を交えて、パネル形式で2007年問題をディスカッションしたい。2007年問題の二つの側面(団塊世代の大量リタイア、人口減少社会)と、団塊の世代から伝えたい思い、そして21世紀の日本の今後を考え、新しいCAEのあり方(CAE2.0)を議論したい。
<大規模データマネージメント研究会>
講演1(10:00−11:00) 福の間
住商情報システム株式会社 関西支社 
 ソリューション技術部 柴崎 勝憲 様

「PLAYSTATION3で理解する、クラスタプログラミング」
 大規模なCAE計算で求められる演算パワーは、既存CPUの性能向上を超えて増大し続けています。 この要求を満たすべく並列演算などのテクノロジが採用され、最近ではCELLやGPGPUなど新しい技術が提案されています。これらのテクノロジの理解の一助となるべく CELL搭載のPLAYSTATION3でのクラスタの組み方とそのシステム上での並列プログラミングの方法をご紹介いたします。

講演2(11:00−12:00) 福の間
株式会社ヴァイナス CFD技術部 西日本グループ 
 プロダクトマネージャー 前田 茂樹 様

「発音シミュレーションのための大規模CFD事例」 
 義歯を作った時、強度や美感とは別に話しにくくなるという問題が発生します。特に”シ”や”ス”などの摩擦音は前歯の隙間の流れが密接に関係していると言われています。現在、大阪大学サイバーメディアセンターは、この問題に対してCFDによるアプローチを研究されており、弊社も協力しています。流体音を数値計算で予測し前歯形状を適切に設計するための研究を御紹介すると共に、大規模CFD計算を支援する技術も御紹介いたします。

講演3(13:00−14:00) 福の間
マイクロソフト株式会社 ウィンドウズ・サーバー製品部
 HPCテクニカル・エヴァンジェリスト 林 憲一 様

「マイクロソフトのHPC戦略とWindows Compute Cluster Server 2003 製品のご紹介」 
 Windows Compute Cluster Server 2003 は、マイクロソフトが提供する初めてのハイ・パフォーマンス・コンピューティング・ソリューションです。デスクトップの作業効率を劇的に向上させるWindows VistaおよびOffice 2007との連携によって、「設計者解析」のための最適なプラットフォームを実現するマイクロソフトのHPCをご紹介します。

講演4(14:00−15:00) 福の間
日本SGI株式会社 第三事業本部
 デザインプロセスソリューション推進 マネージャー 天野 康弘 様

「デジタルエンジニアリングルネッサンス時代」 
 現在のCAE(デジタルエンジニアリング)を利用した、ものづくりの現場を取り巻く環境において、潜んでいる問題、課題の現状と、守るべき日本の文化であるものづくりの今後について、CAE懇話会にて検討と課題の共有化をはかりたい。
<デモ展示および資料展示>
デモ展示 (11:30−15:30) 902会議室
CAE懇話会の団体会員のデモ展示および資料展示をご覧いただけます。

●展示予定会社:(申込み順、敬称略)
<デモ展示>
   サイバネットシステム株式会社
   株式会社ヴァイナス
   株式会社テクノスター
   住商情報システム株式会社
   フルーエント・アジアパシフィック株式会社

<資料展示>
   
株式会社ロバストエンジニアリング
   計測エンジニアリングシステム株式会社
   マテリアライズジャパン株式会社   
<交流会>
交流会 (18:00−20:00) 福の間   

パネルディスカッション
司会:株式会社菱友システム技術 三木 孝夫 様
 CAE業界におけるユーザーとベンダーとは、目指すところは同じ筈であるが、利害相反する所もあるため、相手を思い遣る気持や控え目な気持を失ったならば、両者の間で良好な関係を保つことは難しくなる。ここでは、お互いに日頃考えていることや不満に思っていること、或いは、ジレンマ等を出し合ってざっくばらんに語り合い、両者がお互いに良きパートナーとなり、良好な協調関係を築くための道を探る。
■時間割 こちらを参照ください。    
■参加費用 ●CAE懇話会個人会員(正会員、賛助会員)
   ・一般:2000円
   ・学生/院生:1000円
●CAE懇話会個人会員でない方
   ・一般:3000円
   ・学生/院生:1000円
※参加費用は参加されるコースに関係なくいずれも上記の費用となります。
  参加費用は当日会場受付でもお支払いいただけますが、請求書による振込みを希望される場合は、事務局まで事前にご連絡ください。   
 個人会員へのお申込みはこちらより承ります。
 ☆CAE懇話会個人会員への登録は、前日までにお願いします。
 ☆個人会員の年会費は、当日受付にてお支払いただけます。
  
■参加申込 WEBからのお申し込みは締切ました。
参加ご希望の方は、当日の会場受付へ直接お越しください。
■備考 内容については、変更される場合があります。
最新情報は本ページでご確認ください。