第26回関西CAE懇話会 |
■テーマ |
次世代スパコンとソリューション |
■日時 |
2008年7月25日(金)10:00−20:00 |
■場所 |
兵庫県民会館 (神戸市中央区下山手通4−16−3)
(9Fけんみんホール、および9F、10Fの会議室を使用) |
■受付 |
9:30受付開始 (9F けんみんホール前にて) |
■プログラム概要 |
●基調講演
●技術講座
●講演とパネルディスカッション
●CAEのいろは
●実験とCAE
●CAE女性の会昼食会
●デモ・資料展示
●交流会 |
(17:00−18:00)
(10:00−12:00)
(13:00−16:50)
(10:00−16:30)
(10:00−16:30) (12:00−13:00)
(12:00−17:00) (18:00−20:00) |
時間割
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■内容 |
<基調講演 (17:00−18:00)> |
「次世代スーパーコンピュータへかける夢」
理化学研究所 次世代スーパーコンピュータ開発実施本部開発グループ
姫野 龍太郎 様
概要: |
2012年3月完成を目指した次世代スーパーコンピュータの開発を理化学研究所で行っている。このプロジェクトにかけている講演者の夢を、稼働後多くの方に実際に利用され、新たな世界が広がる期待も込めて語りたい。 |
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<技術講座 (10:00−12:00)> |
「CAE技術者のためのHPC入門」
−なかなか聞きにくいHPCに関する解説−
日本アイ・ビー・エム株式会社 霜田 善道 様、 辰岡 正樹 様
概要: |
CAE技術者にとってスーパーコンピュータに関する言葉は、意外となじみのないところがあります。スーパーコンピュータの定義とは、ペタフロップスとは、並列計算とは、TOP500とは、LINPACKベンチマークテストとは、、、、、基本的な用語の説明に加え、並列プログラミングの実際について、ご紹介します。 |
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<講演とパネルディスカッション (13:00−16:50)> |
<講演> (13:00−15:00)
講演1
「次世代スパコンとライフサイエンスアプリケーション」
京都大学大学院情報学研究科システム科学専攻 准教授
天野 晃 様
概要: |
分子から全身までスケールするライフサイエンス分野のシミュレーションターゲットの現状を概観したのち、現在ライフサイエンス分野における主要なターゲットとなっているにも関わらずモデル化が遅れている、遺伝子から細胞レベルのモデルについて紹介する。特に、昨年度終了した文科省リーディングプロジェクト細胞・生体機能シミュレーションプロジェクトにおける心筋細胞・心臓に関する研究成果として、正常な心臓のエネルギー代謝、創薬、病態解明への応用について紹介する。 |
講演2
「大規模構造解析システム ADVC の並列性能と応用事例」
株式会社アライドエンジニアリング 社長 秋葉 博 様
概要: |
ADVC は、数千万自由度を越える大規模な問題を扱える並列構造解析システムです。並列コンピュータに適したソルバアルゴリズムを持ち、HPC
の進歩に追随できる性能を有しています。本講演では、ADVC ソルバの概要と、最近の応用事例について紹介します。 |
講演3
「次世代スパコンと可視化」
京都大学高等教育研究開発推進センター情報メディア教育部門 教授
小山田 耕二 様
概要: |
スーパーコンピュータの性能向上によりこれまでは思いもよらなかった複雑高度化された問題に対するシミュレーション技術の適用も行われるようになってきた。複雑高度化した問題に対応するモデルを使ったシミュレーション結果の解釈を一専門家だけに委ねるのは困難であり、したがって関連する複数の専門家による解釈が必須であり、背景の異なる人間の共通言語として可視化が重要となる。本講演では、スーパーコンピュータによるシミュレーション結果として得られる大規模複雑データの可視化についての技術的課題や技術動向について説明する。また、可視化研究・技術の中核的拠点の実現にむけた活動について紹介を行う。 |
<パネルディスカション> (15:30−16:50)
「産業界における次世代スパコンの活用」
司会:松田 和弘 様(株式会社メイテックCAE)
兵庫県 |
柳井 政則 様 |
オムロン株式会社 |
岡田 浩 様 |
三ツ星ベルト株式会社 |
徳田 明彦 様 |
ローム株式会社 |
小村 政則 様 |
京都大学 |
小山田 耕二 様 |
概要: |
2013年に神戸ポートアイランドに設置される予定の次世代スーパーコンピュータの産業界からの利用を推進するために、兵庫県が中心となって計算科学振興財団が今年設立されました。その経緯と今後の展望を兵庫県で推進をされています柳井 政則様にご紹介いただきます。このような背景を踏まえて、企業からの利用を推進するために、企業側からの提案、提言を関西CAE懇話会幹事会の幹事のみなさんから行います。なお、本パネルの続編は、交流会においても行う予定です。
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<CAEのいろは (10:00−16:30)> |
講座 (10:00−12:00) 901会議室
「CAE共通技術 メッシュのいろは@」
関西CAE懇話会 末廣 祥三 様
概要: |
FEMは非常に広範な応用がありますが、それはメッシュで離散化するというアプローチが優れているからです。ただ、その基本的な考え方は極めてシンプルであり適切に扱わなければどんな応用分野においてもプアな結果しか生みません。加えてCAEソフトのカタログにはメッシュに関わる様々な言葉が飛び交っており理解もできていない人が多いかと思います。そこでメッシュに関する基本的な知識をおさらいし、上手く使っていくきっかけとして頂ければと思います。 |
※1: |
講義では、新たにエクセルのVBAで作成した簡易な2次元FEMを説明に使います。形状関数、剛性マトリックスの組立てからポスト処理に至るまで、メッシュに関して実際にどのように処理されるか、メッシュがいびつになるとどう影響されるかが理解しやすいと思います。 |
※2: |
テキストは、1週間前までにWEBにアップします。 |
講座 (13:00−16:30) 901会議室
「CAE共通技術 メッシュのいろはA
実践メッシュの収束性」
関西CAE懇話会 末廣 祥三 様
計測エンジニアリングシステム株式会社 加藤 和彦 様、三隅 和幸 様
概要: |
FEM解析においてメッシュは非常に重要でありながら十分な注意が払われていない場合が散見されます。メッシュによって解がどのように変わるか、日ごろ試すことすらない方には良い刺激になるかも知れません。
(コーヒーブレーク:14:30−15:00) |
※1: |
定員 24名(申し込み順)
4名に1台のパソコンを用意し、2次元、3次元の応力集中問題と梁の固有値問題について実際にメッシュを切って解く演習を行います。解析にはCOMSOLを用いますが、マクロを組んでいますので初めての方でも全く問題ありません。 |
※2: |
午前中の@の延長で行いますので、なるべく@と併せて申し込んでください。
なお、第25回の同講座を受講されて今回改めて受講される場合は@は省略可です。 |
※3: |
テキストは、1週間前までにWEBにアップします。 |
テキスト(7月15日掲載)
テキスト(1) |
テキスト(2) |
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※受講生はテキストをダウンロードしてください。
(アイコンをマウスの左ボタンでクリックします。パスワード入力画面が表示されるのに時間がかかることがあります。)
※ZIP形式で圧縮しています。
※ダウンロードにはパスワードが必要です。
受講される方には別途パスワードをご連絡します。 |
演習結果(7月28日掲載)
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受講者の皆さんが演習で求めた結果を配布致します。
※受講生にはパスワードをご連絡します。ダウンロードしてください。
(アイコンをマウスの左ボタンでクリックします。パスワード入力画面が表示されるのに時間がかかることがあります。)
※ZIP形式で圧縮しています。
※ダウンロードにはパスワードが必要です。 |
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<実験とCAE (10:00−16:30)> |
「テニスボールの衝撃解析と検証に挑戦」
株式会社ジーエス・ユアサ コーポレーション
吉田 豊 様
○衝突解析の講義および解析指導
日本イーエスアイ株式会社フィールドサービス技術部 構造ソリューションセクション
辻野 啓志郎 様
○衝突実験の撮影
株式会社フォトロン大阪営業所高速度カメラチーム 高山 勝博 様
募集人数30名。5人/組。
各組1台のパソコンで衝撃解析に挑戦、自分たちで撮った軟式テニスボールの衝突画像と比較検討する。
概要: |
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(午前中) |
ESI様による衝撃の理論と解析ソフト、前もって実施した解析、撮影画像の紹介。 |
(午後T) |
フォトロン様による高速度カメラの紹介と参加者による解析挑戦画像の撮影。
軟式テニスボールを落とす、たたきつける、相手を平板あるいはアングルにして、どの変形に挑戦するか各組で決めて頂きます。撮影はフォトロン様に委託。 |
(午後U) |
ESI様指導による衝撃解析ソフトを使っての解析実施、発表。 |
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<CAE女性の会 (12:00−13:00)> |
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CAE女性の会のランチミーティングを開催します。
男性の多い職場で働く女性同士、気軽に話し合える仲間になりませんか? |
●参加資格:「CAE懇話会個人会員」かつ「女性の会会員」
※女性の会に未入会の場合は、女性の会にご入会ください。
※昼食(無料)を用意しますので、事前の参加申込をお願いします。
飛び入りも可能ですが、その場合は昼食はご用意できませんのでご了承ください。
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<デモ・資料展示> |
CAE懇話会の団体会員のデモ・資料展示をご覧いただけます。
●展示予定会社(申込み順、敬称略) ※展示申込受付中
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<交流会 (18:00−20:00)> |
交流会&パネルディスカッション 続編
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■時間割 |
こちらを参照ください。 |
■参加費用 |
■CAE懇話会個人会員(正会員、賛助会員) ・一般 :2000円(税込) ・学生/院生:1000円(税込)
■CAE懇話会非個人会員 ・一般 :3000円(税込) ・学生/院生:1000円(税込) ※参加費用は参加されるコースに関係なくいずれも上記の費用となります。 当日受付にてお支払いください
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参加費用の請求書による振込みを希望される場合は、事前にCAE懇話会事務局までご連絡ください。会場での請求書支払申込はできません。 |
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新規にCAE懇話会個人会員となって、個人会員としての参加を希望される場合には、7月21日(月)までに個人会員登録申請を行ってください。 すでに個人会員の方は、その必要はありません。 |
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なお、会場での年会費支払いは、本年度からはできませんので、ご了承ください。 年会費のお支払いにつきましては、別途ご連絡いたします。 |
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■参加申込 |
WEBからのお申込は締め切りました。
参加を希望される方は、当日の受付に直接お越し下さい。 |
■備考 |
コース内容については、事前の予告なしに変更されます。
本ページで最新情報をご確認ください。 |