更新:2009年7月16日

第28回関西CAE懇話会

開催概要
テーマ 「スキルアップの夏」
日時 2009年7月17日(金) 10:30〜19:30 (受付開始 10時、医心館4階にて) 時間割
会場 同志社大学生命医科学部 (医心館4階) 地図  会場へのアクセス
 
  ○近鉄「興戸」駅から徒歩15分
  ○近鉄「新田辺」駅からバス・タクシーで8分
  ○近鉄「三山木」駅からバスで5分
  ○JR「同志社前」駅から徒歩10分
  ■バス時刻表 (近鉄三山木駅から) (近鉄新田辺駅から)  
参加費 個人会員    一般 :2000円、学生/院生:1000円
個人会員以外 一般 :3000円、学生/院生:1000円
※CAE懇話会の年会費は、賛助会員(個人)で2000円です。この機会にご入会をいただければ幸いです。
請求書による振込みを希望される場合は、CAE懇話会事務局まで事前にご連絡ください。
※参加費には交流会費用を含みます。
お申込
WEBからの受付は終了しました。
参加を希望される方は当日の受付まで直接お越しください。
お問合せ先
CAE懇話会事務局

プログラム
基調講演 (17:00〜18:00)
  「知的照明システム(仮)」[概要]
同志社大学理工学部 教授 三木 光範 様 

実験とCAE (10:30〜16:30)  定員:30名
  「パスタを材料にした架橋コンテスト」[概要]
第1部 講義 (10:30〜11:30)
大阪大学大学院工学研究科 教授 多田 元英 様
第2部 作成および計測 (11:30〜16:30)
 
技術講座 (10:30〜16:30) 定員:20名
  「動的陽解法”超入門編”」[概要]
(株)メイテックCAE 松田 和弘 様

講習会 (10:30〜16:30)
「プログラミング、DB設計フリーでシミュレーションのWeb化とデータベース化を!
 - WorkFlowジェネレータ on RCMの威力を
  体験しよう -」   [概要]
(株)キャトルアイ・サイエンス 上島 豊 様
(株)キャトルアイ・サイエンス 前田 茂樹 様
(株)エヌ・エス・ティ 高崎 秀則 様
(株)シフトロック 市田 孝之 様
(株)ヴァイナス 橋場 数宏 様
(株)ケイ・ジー・ティー 水井 賢文 様
 
交流会 (18:00〜19:30)
 
デモ・資料展示 (11:30〜17:00)
CAE懇話会団体会員の展示をご覧いただけます。
 
<デモ展示>  
インターメッシュジャパン  メッシュ作成前のモデリング効率化デモ
デジタルソリューション  FEDEM
富士テクニカルリサーチ  MPS-RYUJIN
SiM24  受託シミュレーションサービス
エヌ・エス・ティ  Femapのデモ
プロメテック・ソフトウェア  粒子法解析ツール MPS-Solution
アドバンストテクノロジー 「汎用有限要素法解析ソフト他CAEツール」
マイクロソフト Windows HPC Server 2008 簡易デモ、カタログ、技術ドキュメント配布
ヴァイナス  TOSCA他 CAE/CFDソフトウェア
<資料展示>  
サイバネットシステム  LightToolsCODE VVirtualLabsetfosProMetricCAEユニバーシティ
テクノスター  TSV-PREPOSTDesigner(ソルバー一体型)VIEWERPersonal Viewer
計測エンジニアリングシステム  COMSOL Multiphysics
構造計画研究所  熱流体解析FloEFDシリーズ、構造解析midasNFX、他

 
プログラム概要
基調講演 (17:00〜18:00)
  「知的照明システム(仮)」
同志社大学理工学部 教授 三木 光範 様
実験とCAE (10:30〜16:30)  定員:30名
「パスタを材料にした架橋コンテスト」(造って、壊して、体感)
司会:吉田豊様 (株)ジーエス・ユアサ コーポレーション研究開発センター
  ご協力:(株)富士テクニカルリサーチ 原田 隆 様、茂木 政弘 様
    ☆優勝チームには賞品があります。参加者全員に参加賞があります。
第1部 講義 (10:30〜11:30)
「部材(ビーム要素)で構成される構造物の設計ポイント」
大阪大学大学院工学研究科 教授 多田 元英 様
 
   建築や土木の鋼構造物の多くは、柱、梁、筋かい、弦材、斜材、束材、吊材などと名付けられた棒状の部材で構成されています。そのような構造物を設計する際のキーポイントは接合部と座屈です。ここでは、部材の引張強度と圧縮座屈強度の関係、材料を断面アップのために使うのと座屈補剛のために使うのとどちらが効率的なのか、机上で考える平面挙動で見逃しがちな実際の立体挙動など、第2部の実習で参考になりそうな話題を解説します。
第2部 作成および計測 (11:30〜16:30)
   ・同じ分量のパスタと接着剤を使って、指定した幅(400mm)に架かる橋を作成します。
 (材料はこちらで用意します。全部使う必要はありません)
・できれば事前にデザインと強度解析をしておいてください。
 (参考:直径1.8mm、ヤング率3.2GPa、破壊応力13.0MPa)
 ただし、設計通り作るのは至難です。当日の試行錯誤となるでしょう。
・2名ひと組で、協力し合って時間内に完成させてください。
 休息時間は決めません。ご自分で適宜、昼食、休憩を取ってください。
 <計測手順>
   1.自重測定(A kg)。作品と作成者を撮影します。 
   2.破壊強度測定(B kg)
     橋のセンターに紐を掛け、空の袋をぶら下げます。その中に壊れるまで 1円玉を入れて行きます。
     測定はご自身で行っていただきます。   
      (壊れる瞬間を高速度カメラで撮影。) 
   3.強度係数C=B/A
・強度係数の大小を競います。つまり材料は少なく、強度は大きく、です。

<<有志による予備試作報告>>    
市販パスタはだいたい250±5mmでした。けっこう不揃い。
架橋幅の400mmは、面白い距離です。アタマが必要。
接着剤はゼリー状のアロンアルファが作業しやすい。
2本より3本を一度に接着すると比較的楽。
瞬間接着剤とはいえ、くっつけるのはひと苦労。かなり慣れと根性が必要。
注意しないとすぐ指や机にくっつく。
袖がひらひらしてると作品に引っかけ、「あっ」ということになります。半袖がいいかも。
一人では時間内に橋は完成できない。三人以上だと意見が分かれる。なので二人一組とします。
前もって設計しても、その通り作るのは不可能。結局その場での試行錯誤になった。
夢中になって食事も忘れる。気づいたときに適当に取ってもらうことにする。
実際にものを作るというのはとっても大変なのがよくわかった。
ともかく400mm巾に渡したものに(とても橋とは言えなかったが)消しゴムとか空のペットボトルなどを載せて耐力を見た。
150グラムに耐える物を作るのは困難だろうと結論し、破壊強度測定には500枚の1円玉を用意することにした。
あっという間に時間が経つので、時間配分には要注意。

<<参考資料>>
以下のWEBに参考になる資料とデータがあります。
参加される方はぜひ一読ください。

http://www.arch.eng.osaka-u.ac.jp/reserch/column/tada.html
「スパゲティで建築の構造を学ぶ(遊ぶ?)」

http://www.arch.eng.osaka-u.ac.jp/~tada/
このページの「スパゲティトラス」をクリックしてください。
Quickmovieの画像をご覧いただけます。
 
技術講座 (10:30〜16:30) 定員:20名
「動的陽解法”超入門編”」
(株)メイテックCAE 松田 和弘 様
   解析塾基礎編から動的陽解法の部分を抜き出したスピンアウト企画!!
動的陽解法をやってみようと思っている方や使い始めてまだしっくりこない方に向けて、基礎的な理論や考え方をわかりやすく説明します。
また、簡単な解析例を見ながら固有値解析や非線形陰解法で得られる結果との違いや結果の見方、EXCELの分析ツール"フーリエ解析"を使った振動データの結果処理方法、その他現場で用いているテクニックの一例を紹介します。
 
技術講座 (10:30〜16:30)
「プログラミング、DB設計フリーでシミュレーションのWeb化とデータベース化を!
- WorkFlowジェネレータ on RCMの威力を体験しよう -」
(株)キャトルアイ・サイエンス 上島 豊 様   (株)キャトルアイ・サイエンス 前田 茂樹 様
(株)エヌ・エス・ティ       高崎 秀則 様 (株)シフトロック         市田 孝之 様
(株)ヴァイナス          橋場 数宏 様 (株)ケイ・ジー・ティー      水井 賢文 様
    CAE業務において、解析条件や結果の管理は、わずらわしいものです。
解析のみに集中し、同じような解析を次々にこなしてくれて、必要なものをすぐに探してくれる秘書がほしいと思ったことはないでしょうか?
 そんな悩みを解決します!
 どんなアプリケーションも自作のプログラムでさえ、数分の間に自動化、データベース化、Webポータル化を実現できるスーパーツールを紹介し、実際に様々なアプリケーションで実演をします。
  10:30〜11:30 講演
11:30〜12:00 実演機能紹介
13:30〜14:00 FEMAPでの実演
14:00〜14:30 Qmでの実演
  休憩
15:00〜15:30 FieldViewでの実演
15:30〜16:00 AVSでの実演
16:00〜16:30 質疑