●基調講演 (17:00〜17:50) |
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「ナノバイオ研究と次世代スパコンへの期待」 |
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甲南大学 フロンティアサイエンス学部(FIRST) 学部長・教授 杉本 直己 様 (杉本先生のご紹介) |
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●ソフトウェアベンダーからのメッセージ (大規模計算へのチャレンジ) (10:00〜12:00) |
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[1](10:00-10:30) |
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「純国産!粒子法ソリューションの活用最前線〜産業界でのペタコン活用を視野に入れて〜」 |
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プロメテック・ソフトウェア ア原 康平 様 |
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粒子法はFEMや差分格子を使う解析手法と異なり、非定常解析での並列化効率を上げる事が困難と言われてきた。しかしながら、弊社では粒子法パッケージをリリースした2007年当初からMPI利用を想定した開発バージョンもリリースしている。近年、粒子法の適応分野も広がり実用的な解析も実施されることが多くなってきており、その顧客層の広がりに伴い数値計算の高速化のニーズも高くなってきた。粒子法が次世代スパコン(ペタコン)で有効利用できるとどんな世界が見えてくるのかを、私どもの夢と近未来を語ってみたい。 |
[2](10:30-11:00) |
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「大規模材料解析の事例紹介と展望」 |
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アドバンスソフト 宇田 毅 様 |
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現実の材料には空孔、転位、粒界面などの欠陥や、不純物が含まれている。これらの存在を考慮した解析を行うためには、必然的に大規模系を扱わなくてはならず、多大の計算時間が必要とされる。しかし、止まるところを知らないコンピュータの進歩によって、このような現実的シミュレーションが可能となってきた。 |
[3](11:00-11:30) |
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「MPS-RYUJINの大規模並列化への取組み」 |
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富士テクニカルリサーチ 原田 隆 様 |
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近年、安価なPCをつなげることで、PCクラスタができる今日のハードウェア環境において、ブレードサーバに代表されるクラスタマシン等での、高速で大規模な解析計算が企業でされつつあります。このようなハードウェア環境においてどのように解析計算が高速化されているのかを、ハードウェア構成と並列化手法について、ご紹介させていただきます。その上で、並列計算を行う上での問題点を示しつつ、企業における解析計算の信頼性の維持をどのように考えていくのかをご紹介させていただきます。 |
[4](11:30-12:00) |
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「次世代スパコン・大規模解析への課題と夢」 |
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ソフトウェアクレイドル 黒石 浩之 様 |
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大規模解析での実績と現状を振り返りながら、課題・方向性を定義し,更に次世代スパコンに対峙した時にそれがどのように影響するのか、次世代スパコンへの期待と共にご説明します。 |
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●特別講演1 (15:00〜15:50) |
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「粒子ボリュームレンダリングとその適用」 |
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京都大学 教授 小山田 耕二 様 |
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大規模計算結果を可視化するに、要素のソート処理を不要とするボリュームレンダリングの開発が望まれてきた。本講演では、ソート処理不要の粒子ボリュームレンダリング手法の説明とその適用事例について述べる。 |
●特別講演2 (15:50〜16:40) |
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「大規模連成解析の設計適用(現状と今後の展望)」 |
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東京大学 教授 加藤 千幸 様 |
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計算機性能の飛躍的な向上に伴い、大規模な熱・流体・振動・音響連成解析が実用的なレベルで可能になりつつある。本講演ではこのような研究開発や設計適用の現状を概説するとともに、その将来像を展望したい。 |
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●講習会 (10:00〜10:45) |
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「HPC超入門」 |
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日本アイ・ビー・エム(株) 辰岡 正樹 様 |
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CAE技術者のためのHPC用語解説を中心に、次世代スパコン見学のための予備知識として、HPCの基本的な部分をご説明します。新聞に出てくる記事を理解するための入門編です。 |
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●ユーザー講演1 (13:50〜14:20) |
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「大規模EMCシミュレーション」 |
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パナソニック(株) 崎山 一幸 様 |
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最近の情報機器の処理性能の向上や、通信手段との混載システム化が進むに連れて、電磁ノイズによる誤動作の問題が着目されています。電磁ノイズの発生メカニズム、伝搬・放射、ノイズ耐性評価など広範囲な電磁現象を考慮しなければならない、いわゆるEMC設計は、これからの物づくりの品質条件として必須な要件になりつつあります。 これまでのEMC設計は、部品、回路、筐体実装など、それぞれ個別対象をモデル化して解析を行なう手法が主流でありますが、本来、電磁ノイズの発生から、機器への影響にいたるまでのメカニズムを解明するためには、機器全体を解析対象とする全体モデル解析が必要です。また、そのためには、莫大な計算機資源の投入が必要と考えられています。 本講演では、大規模なEMC設計のためのシミュレーション技術の現状について紹介します。 |
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●ユーザー講演2 (13:00〜13:50) |
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「地球シミュレータを活用した低燃費タイヤへの取り組み」 |
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住友ゴム工業(株) 尾藤 容正 様 |
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タイヤに使われるゴムには、天然ゴムや合成ゴムなどのポリマーにカーボンブラックやシリカに代表されるフィラー(ナノ粒子)が配合されています。フィラーをゴムに配合すると、強度や変形に伴うエネルギーロスが増大する補強効果が発現します。このエネルギーロスの増大はタイヤのグリップを向上させますが、燃費を悪化させてしまいます。このようなタイヤ性能に関わるゴムの挙動を分子レベルで解明するためには、大規模放射光施設SPring-8での精密な実験とゴムを分子レベルで扱うシミュレーション(粗視化分子動力学法)が必要になると考えています。しかしながら、フィラー配合ゴムの構造的な特徴を分子レベルで再現したシミュレーションには、膨大な量の計算が必要になります。本講演では、地球シミュレータを用いて開発したシミュレーションを応用し低燃費タイヤに向けた材料開発の取り組みについて紹介します。 |
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●次世代スパコン見学 (10:50 集合、11:00〜12:00) |
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「次世代スパコン建設現場の見学」 |
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ご協力:独立行政法人 理化学研究所 様
司会 :財団法人計算科学振興財団 小石 忠嗣 様 |
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・集合場所:会場1階 正面入口
・集合時間:10:50
・WEB申し込みによる事前予約制(10/23迄)とさせて頂きます。
当日の飛び入り参加は出来ません。
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●実験とCAE (13:00〜17:00) |
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「構造物の歪みを測ろう」 |
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(株)ジーエス・ユアサ コーポレーション 研究開発センター 吉田 豊 様 |
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構造物の応力分布や歪み分布を出すのは、皆さん、お手の物だと思います。
でも依頼者からこんなことを聞かれませんか。「これ、どのくらい正確なんや」
皆さんはどう答えるのでしょう。「大体おうてる」「9割くらいかな」「±1%や」
答え方はどのくらい自分が解析に自信をもっているかで決まると私は思っています。
自信を高めるには、解析と実測を何度も経験するしかないのではないでしょうか。
そこで自分でストレインゲージを貼って歪みを実測することにしました。
構造物は添付図のような鉄製の橋とします。
自分の測りたい位置にゲージを貼り、重りをぶら下げ、計測します。
重りを下げる位置も自分たちで決めてください。
もちろん前もって解析してきていただくことを希望します。
予想と合っても合わなくても、その原因が納得できれば自信は倍加することと思います。
==================(10/26追加)== 準備した重りの重量は1420gです。
測定装置が動的記録できるので、固有振動数にも挑戦する予定です。
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※募集定員 30名 、予約制
※5人一組で取り組んでもらいます。 |
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<歪み計測用モデルの情報> 歪み計測用ブリッジの実測に基づく形状です。
・BRIDGE.x_t (マウスで右クリック後、「対象をファイルに保存」をご選択ください)
・bridge.jpg
BRIDGE.x_tがパラソリッド、bridge.jpgが画像、です。
大きさは、長さ400mm×高さ150mm×巾20mm×鉄板厚み1mmです。 |
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●技術講座 (10:00 〜 16:55) |
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「3分でできるCAEのWeb化、DB化」 |
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司会:(株)キャトルアイ・サイエンス 上島 豊 様 |
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CAE業務において、解析条件や結果の管理は、わずらわしいものです。
解析のみに集中し、同じような解析を次々にこなしてくれて、必要なものをすぐに探してくれる秘書がほしいと思ったことはないでしょうか? そんな悩みを解決します!
どんなアプリケーションも自作のプログラムでさえ、数分の間に自動化、データベース化、Webポータル化を実現できるスーパーツールを紹介し、実際に様々なアプリケーションで実演をします。
*下記(1)〜(5)について、個別にお申し込み頂けます。 |
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講座1(10:00-11:00) (株)キャトルアイ・サイエンス 上島豊様、前田茂樹様
データ解析ウィザード(DAW)の新機能紹介 |
講座2(11:00-12:00) (株)ケイ・ジー・ティ 岩田恭典様
可視化ソフト(AVS/Express)のDAW組み込みWeb化、
DB化機能option |
講座3(13:00-14:15) (株)エヌ・エス・ティ 野村尚志様
構造解析パッケージ(FEMAP)とのDAW連携実演・演習 |
講座4(14:20-15:35) (株)ヴァイナス 橋場 数宏様、常定 紀基様、谷 雅也様
可視化ソフト(FIELDVIEW)とのDAW連携実演・演習 |
講座5(15:40-16:55) (株)シフトロック 市田 孝之様
動磁場解析ソルバ―(Qm)とのDAW連携実演・演習 |
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