●基調講演 (16:00〜17:00) |
|
「これからの日本におけるものづくり」(仮) |
|
京都大学 小寺 秀俊 様 (小寺先生のご紹介) |
|
小寺先生は、CAE懇話会設立時のメンバーの一人ですが、解析塾の講師も10年に渡りされています。今回の関西CAE懇話会は、第30回という記念大会ですが、CAE懇話会の目的の大きなひとつでもある”日本のものづくり”について、今後の技術動向を踏まえ、展望を語っていただきます。 |
●これからの日本におけるものづくりを考える (12:30〜16:00) |
|
[1](12:30-13:10)
「地域発のものづくり・マイクロアクチュエータの展開」 資料はこちら |
(株)アイカムス・ラボ 片野 圭二 様 |
ご講演者からのメッセージ:
当社は、超小型プラスチック歯車を用いた不思議遊星歯車減速機を開発し、マイクロアクチュエータとして製造・販売しております。当社製品は、研究開発は岩手大学の金型・トライボロジー技術を活用し、製造は地域の精密金型加工・成形技術と連携することで「地域でものづくり」のビジネスモデルによる地域貢献を目指しております。産学官連携を活用し、高付加価値分野や商品への事業展開についてご紹介いたします。 |
[2](13:10-13:50) |
「インドIT産業の現状と日本の製造業への提言」 |
タタ・コンサルタンシー・サービスジャパン 永島 晃 様 |
ご講演者からのメッセージ:
インドにおける製造業を、市場としての立場からと製造基地としての立場から紹介し、その中でCAE分野の現状を報告する。続いて、日本からのアウトソーシングの現状を弊社(TCS)を事例として紹介し、そこでアウトソーサーが直面する日本市場の難しさに触れる。最後に拡大するグローバル市場で日本が競争優位を確保するためには解決すべき日本の製造業の課題を分析し、日本の製造業への提言を述べる。 |
[3](14:20-15:00) |
「歴史に学ぶ日本のものづくり
−日本のものづくりの神髄と和の心ー」 |
ダイキン情報システム(株) 平野 徹 様 |
ご講演者からのメッセージ:
日本のものづくりの原点は、縄文土器の発明にある。また、漆器(japan)も縄文時代の日本で発明されている。縄文のものづくりは、素材と加工技術に加え、形象に造り手の心を込めている。この神髄が日本刀に結晶している。機能と形象に「和の心」を込めた日本のものづくりを通して、21世紀の日本の製造業の世界におけるポジションを考えたい。 |
[4](15:00-15:40) |
「癒し工学とその理念」 |
東京工業大学 北岡 哲子 様 |
日本のものづくりにとって、”和の心”は重要な要素であり、日本の独自性、優位性を示すために必要不可欠のものです。北岡先生は、“癒し工学”という新しい研究テーマにおいて、工学の世界からは、最も遠いところにあると思われていた”心の世界”を取り込みました。“癒し工学”とはどういうものか、また将来の方向性について語っていただきます。 |
|
●実験とCAE (10:30〜16:00) |
|
「どこまで合うの?眼で見よう」 |
|
(株)ジーエス・ユアサ コーポレーション 研究開発センター 吉田 豊 様
撮影協力 株式会社フォトロン 大阪営業所高速度カメラチーム 奥田 隼也 様 |
|
実務の解析は外部には出せないものです。なので今回は身近にあるもので「実験」し、
それを高速度カメラで撮影、現象を共有した上で解析条件(物性、境界条件、考え方)の議論をしたいと
思います。現象と解析を並べてみれば、有無を言わせぬインパクトがあるはずです。
少し自分で「実験」してみましたが、現象としては解析が難しいモノばかりとなりました。
身近でもこんなに難しい現象が起きているのだ、と改めて実感しました。 同じ土俵での議論が必ずや、参加者の皆様の解析レベルを上げることでしょう。
取り上げる対象の候補はこちら (すべてをカバーできるかどうかは未定です)
========================== ※募集定員 20名 、予約制(立ち見はフリー)
※4〜5人一組で取り組んでもらいます。
※当日、実験を撮影します。実験動画を持って帰りたい方は、USBメモリを持ってきてください。
|
|
|
●解析塾のご紹介 (10:30 〜 15:00) |
|
「解析塾の歴史とこれから〜今年予定している新コース紹介」 |
|
(株)アルゴグラフィックス 辰岡 正樹 |
|
解析塾が始まってから10年が経過しています。解析塾の10年を振り返り、今年後半に始まる予定の新コースについてご紹介します。予定しているコースとしては、以下のものがあります。
実践構造解析
CAE技術者のための可視化入門
設計ってどないすんねん。
解析ってどないすんねん。
分子動力学入門
|
|
「実践構造解析」 資料はこちら |
|
(株)三造試験センター 岸 正彦 様 |
|
今年後半から解析塾のコースとして予定されています「実践構造解析」の予告編として、本セッションを開催します。講師の岸 正彦様は、有限要素法の解説書を書かれています。最近では次の2冊がよく知られています。
構造解析のための有限要素法実践ハンドブック
例題で学ぶ有限要素法 応力解析のノウハウ
企画中の解析塾では、このテキストをベースとして、有限要素法を実際に適用する方法を勉強します。例題を持ってきて検討をしたい人は、それも可としています。本セッションはテキストの紹介とあわせて、解析塾の進め方についても提案します。
|
|
「非線形構造解析」 資料はこちら |
|
(株)シーディー・アダプコ・ジャパン 石川 覚志 様 |
|
昨年12月に開催しました解析塾同窓会にて、解析塾の非線形構造解析コースの講師である石川様に特別講義を行っていただきました。今回の講義は、その特別講義と同等な内容であり、非線形構造解析の基礎からアドバンスなところまでを石川様手作りの資料を基に、より詳細に解説する予定です。同窓会で受講された方には大変好評でした。同窓会に参加できなかった方にも、またこれから非線形構造解析に取り組まれようとされている方にも、意味のある内容となっています。
|