第33回関西CAE懇話会
テーマ エコCAE
日時   2011年11月25日(金)10:00〜18:30
場所 京都教育文化センター
〒606-8397 京都府京都市左京区聖護院川原町4-13

京阪電車「神宮丸太町駅」5番出口より徒歩5分
アクセスはこちら  Access  

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受付 9:30受付開始
基調
講演
「生物ゲノムは物理的ルールがある!?――社会のルールと似ている!?――」        
                                                     資料のダウンロードPresentation 
                        
 講師 名古屋大学大学院工学研究科 計算理工学専攻 
    教授 美宅 成樹  様
 
    (美宅先生の研究室 Lab  ;一般向けに分かりやすい研究の解説があります。    
 時間  15:30〜16:30
 概要 これまで生物物理の立場から、ゲノム情報の解析を行ってきました。ゲノムは生物を作る設計図であると言われてきましたが、個々の遺伝子あるいはその産物であるタンパク質の解明が容易でないため、本当の意味でゲノム全体を比較した研究は少ない。しかし、物理的パラメーターにこだわったタンパク質分類予測システムで、数百の生物ゲノムからの全タンパク質をもれなく解析した結果、非常に単純なゲノムの姿が現れてきました。このゲノムの姿は、全人類のヒトゲノムの多様性にも接続しており、非常に難しいと言われる多因子病の多様な遺伝子変異の解析にもつながる可能性があります。
話を分かりやすくするために、ゲノムのルールを社会のルールと対比させて、以下の三題話とします。
1. 脊椎動物誕生に秘められた電荷周期性タンパク質//大学の予算
2. ランダムから秩序を生みだす中立的変異//社会秩序を保つ法律
3. 病気につながる変異とつながらない変異//ヒヤリハットの効用
技術
講演
 「環境配慮型設計SolidWorks」
 講師 ソリッドワークス・ジャパン株式会社  島村 知子 様
 時間    10:00〜10:40
概要  近年、環境持続型設計、エコ設計など環境に配慮したものづくりが求められております。SolidWorksでは、設計段階から環境を意識したエコ設計を支援するSustainability製品を提供させていただき、多くの製品開発者の皆様のエコ設計のお手伝いをさせていただいております。
このセッションでは、最新バージョンSolidWorks 2012 のコストシミュレーションや構造解析機能とSustainabilityを組み合わせた、環境と企業にやさしいエコ設計ソリューションをご紹介させていただきます。
 サブテーマ1:GPGPU
「NVIDIA GPU コンピューティング CAE分野での取組みと最新成果のご紹介」
 講師 エヌビディア ジャパン  林  憲一 様
 時間    10:40〜11:20
 概要 GPUコンピューティング(GPGPU)という言葉を聞かない日がないほど、GPUコンピューティングはホットな話題になっています。しかしながら、なぜGPUを使うと速く計算できるのか、実際に誰が使っているのか、自分には役に立つのか、など疑問に思われている方も多いと思います。このセッションではなぜGPUを使うとCPUより早く計算できるのか、なぜ消費電力が少なくて済むのか、というGPUコンピューティングの基本から、すでに広く使われている応用分野、特にCAEの分野に関し、最新のソリューションをご紹介し、GPUコンピューティングに理解を深めて頂くことを狙いにしています。
「粒子法ソフトウェア「Particleworks」とGPUコンピューティングから始まるシミュレーション新時代」
 講師 プロメテック・ソフトウェア株式会社  川上 浩 様 
 時間  12:50〜13:30
 概要 プロメテック・ソフトウェア(株)は、世界初!GPUで演算化を可能とした。汎用粒子法ソフトウェア「Particleworks Ver2.5」を2011年3月にリリースした。 これによりクラスタ等の大規模コンピューティング環境がなくても、実用的な解析時間の演算が可能となり、また、格子系の既存手法では困難であった事象での粒子法用途開発も劇的に進み、製造業の製品開発に寄与できる事が期待できるまでになった。 弊社粒子法ユーザー事例を交えた先端実用的な解析事例をもとに、GPUコンピューティングで切り開かれる新たな解析シーンを提案したく思う。尚、当日はGPU開発のロードマップを踏まえた新たな当社のチャレンジも紹介する。
「GPUを用いた並列計算技術のご紹介(仮)」
 講師  エムエスシーソフトウェア株式会社 末松 芳幸 様
 時間  13:30-14:10
 概要 並列計算技術は大規模問題の計算時間短縮を実現する手法として幅広い分野での活用が始まっており、その中でGPGPUは新たな高速化テクノロジの一つとして注目されています。また、MSCではNastran、Marcといったソルバーにおいて長年に渡り並列計算機能の開発と拡充を行なっており、GPGPU利用についても急ピッチで準備を進めています。こういった背景の中、本講演ではMSCにおける最新の並列計算技術とともに、GPGPU利用への取り組みについてご紹介します。 
「ANSYS MechanicalにおけるGPGPU活用のテクニック」
講師   サイバネットシステム株式会社  西森 亨  様
時間 14:40-15:20
概要  ANSYS Mechanicalは汎用のCAEアプリケーションとして、いち早くGPU機能に対応しました。弊社では、このGPUによる計算速度のパフォーマンスをハードウェアベンダー様のご協力のもと検証してまいりました。本講演では、ANSYS社が用意している標準ベンチマークモデルの内容とその実施方法について説明致します。さらにハードウェアベンダー様と共同で検証しましたGPU機能を用いての標準ベンチマークの結果をご紹介させて頂きます。併せて次期リリースバージョンのANSYS 14.0で新たに搭載されるHPC関連の最新機能についてご紹介させていただきます。

特別
講演
























技術
講演 
 サブテーマ2:「クラウド環境におけるCAE」
 「大規模な地球環境データベースの活用とシミュレーション」
                                          資料のダウンロード: Presentation
講師 京都大学 高等教育研究開発推進機構  教授 小山田 耕二 様
 小山田先生の研究室Lab
時間  10:00〜10:40
概要  地球規模観測や各地域での観測で得られたデータを収集、永続的な蓄積、統合、解析をするとともに、社会経済情報などとの融合を行い、地球規模の環境問題に対する危機管理に有益な情報へと変換して、国内外に提供することによって日本の総合的な安全保障や国民の安全・安心の実現に資する情報基盤の整備が進んでいます。本講演ではこのような情報基盤の一例として、DIAS(http://www.editoria.u-tokyo.ac.jp/dias/)とその活用例を紹介し、クラウド環境を利用したものづくりの展望について説明します。
「FOCUSスパコン Quick Start」
講師  財団法人計算科学振興財団  西川 武志 様       資料のダウンロード: Presentation
時間 10:40〜11:20
概要 FOCUSスパコンシステムの紹介と利用申請から試用までを、デモンストレーションにより会場にて実践します。
「CFD解析におけるクラウドコンピュータの活用」 
 講師  株式会社ヴァイナス   藤川  泰彦 様 
 時間  12:50〜13:30 
 概要 近年、製造業では製品性能向上設計のために数値解析の予測精度を向上させる必要があり、そのために物理モデルの高度化や詳細形状を表現した計算モデルの生成、 格子数の増大、非定常解析などが行われ、解析データ規模が年々大規模化している。そして、これらの計算を実行するためには使用されるCPUやメモリ、ストレージなどの設備が大規模になることが企業の設備投資の課題になっている。 潤澤な設備を、必要な期間、必要な規模で利用できるオン・ディマンド型の計算システム、いわゆるクラウドコンピュータはこういった計算需要に対応する便利で実用的な選択枝になりつつある。それらのクラウド計算環境で実行されるアプリケーションは、ベンダコード、オープ ンソースコード、自社開発コードの3種類に大別できるが、本発表では、それぞれの アプリケーションのタイプ別に、ユーザーが運用で陥りがちな問題と、オン・ディマ ンド型の計算システムで利用する際の対処すべき課題とそれらの対応策を提案する。
 「スーパーコンピュータと、クラウドコンピュータと、そして、可視化と」
 講師  株式会社トランスウッズ 久米 秀樹 様
 時間  13:30-14:10
 概要  今、IT業界で広く取り上げられております、クラウドとスーパコンピュータには、共通して、膨大なデータ転送をどう乗り越えて解決して行くかと言うことを、CAEユーザーに突きつけてきております。
本講演では、クラウドとスーパコンピュータと言う観点から、現状のデータ転送の取扱い方を御話しさせていただいたあと、CAEユーザーの立場としての、データ圧縮の手立てを、御提案させていただきたいと思っております。
ここで御説明する方法は、スーパーコンピュータやクラウドと言った大型コンピュータに適応されるのみならず、日常の解析現場におきましても、活用できる手法でありま す。
実際の事例を交えて御説明させていただきますので、皆さまのご興味いただける内容となっております。
「IBM HPC Management Suite for Cloud & CoD」
 講師  日本アイ・ビー・エム株式会社 管波 伸彦 様                 
                                  資料のダウンロード: Presentation
 時間  14:40-15:20
 概要 高速演算システム(HPC / CAE / EDA)やグラフィックシステム(CAD、可視化)を統合し、使用機器予約、OSを含めた機器セットアップ、演算処理実行、課金、ユーザ管理をWebポータルで実現するIBM HPC Management Suite for Cloudに関して説明します。
本ソリューションは遠隔拠点に分散するHPCリソースを共有化し、効率的に統合するクラウド型HPC管理/運用ソリューションです。 また、IBMが提供するクラウドサービスの一つであるComputing on Demand:CoDサービスに関しての説明も併せて行います。  
実験と
CAE
    
実験とCAE
 「流体の可視化実験と解析に挑戦!!」
 講師 株式会社GSユアサ 吉田 豊 様
協力  高速度カメラ撮影: 株式会社フォトロン 奥田 様、流体解析: ソリッドワークス株式会社 島村 知子 様
 時間 10:00-15:20
 定員 20名 
 概要 今回は,流体実験です。ちいさな風洞を作りました。
邪魔物を配置して煙を流し、その動きを撮影、スローで再生しようというわけです。
この邪魔物の配置を皆さんで自由にやって頂くことにしています。
うまく撮影できるかどうか、いっしょに苦労しましょう。
はたして流体解析と合うのかどうか、楽しみですね〜。
煙は蚊取り線香を使う予定です。

簡易風洞 : Photo      試し撮り(改訂版): Photo   (アニメーション)

モデル図: (parasolid) CAD    (STEP) CAD     (IGS) CAD
       
        (イメージ図) Image


添付ファイルに示すモデルを使い、モデルの筐体の中の空気の流れを観察します。
筐体内部の円柱の位置を変更して、流れの変化を観察します。
事前に解析できる場合は、解析結果をお持ちください。実験との比較をします。
ただし、今回は、計測は行いません。その前段階としての、流れの可視化がテーマとなります。
”見えるか(観察)”の次のステップとして、次回は、計測も考慮したいと思います。


  測定結果の画像へ
交流会 パネルディスカッションと参加者の交流
 時間 16:30〜18:30
デモ
展示
&
資料
展示      
CAE懇話会団体会員企業のデモ・資料展示コーナーを設けます。
最新の情報収集にお役立てください。

  出展団体会員企業名(受付順、敬称略)
   =受付中=  
<デモ展示>  
 インターメッシュジャパン(株)                 Solid Edge, Femap, EMSolution
(株)テクノスター                         国産CAEソフト/TSV-PrePostDesignerPersonalViewer 
 プロメテック・ソフトウェア(株)                Particleworks
 (株)ヴァイナス                         高速計算コンサルティングサービス、他
 サイバネットシステム(株)                  マルチフィジックス解析ツール ANSYS
 (株)アルゴグラフィックス                   ShareTask WebベースのJobスケジューラ
富士通(株)                           富士通PCクラスタのご紹介
 <資料展示>
 エヌビディア ジャパン                   NVIDIA Tesla GPU
 (株)テラバイト                         Flow-3D,Simpoe-Mold,NEPTAS等
 ソリッドワークス・ジャパン(株)               待望の最新バージョン SolidWorks 2012
(株)エヌ・エス・ティ                       Femap、ModelCenter等
   エムエスシーソフトウェア(株)              汎用非線形構造解析ソルバー Marc
時間割  参照ください。   
参加
費用
第33回関西CAE懇話会 参加費用
CAE懇話会個人会員(正会員、賛助会員)
   ・一般    :2000円(税込)    ・学生/院生:1000円(税込)
CAE懇話会団体会員(正会員、賛助会員)の社員の方
   ・2000円(税込)
CAE懇話会非個人会員
   ・一般    :3000円(税込)    ・学生/院生:1000円(税込)
CAE懇話会団体会員の社員の方:
   ・2000円(税込)
 
※参加費用は参加されるコースに関係なくいずれも上記の費用となります。
  当日受付にてお支払いください 。
☆所属する企業・法人が団体会員様の場合、個人会員の参加費用が適用されます。
 
参加費用の請求書による振込みを希望される場合は、事前に CAE懇話会事務局までご連絡ください。会場での請求書支払申込はできません。
新規にCAE懇話会個人会員となって、個人会員としての参加を希望される場合には、11月18日(金)までに個人会員登録申請を行ってください。
すでに個人会員の方は、その必要はありません。
参加
申込
WEBでの事前申込みは、締め切りました。
直接会場受付にお越しください。
備考 内容については、変更される場合があります。最新情報は本ページでご確認ください。



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