第34回関西CAE懇話会 |
テーマ |
CAEの新しい波 第2回 〜オープンソースCAEとFOCUSスパコン〜 |
主催 |
関西CAE懇話会、財団法人計算科学振興財団、兵庫県立大学 |
日時 |
2012年6月13日(水)10:00〜19:00 |
場所 |
計算科学センタービル 2F(FOCUS),7F(兵庫県立大学)
〒650-0047
兵庫県神戸市中央区港島南町7-1-28
■アクセス (ポートライナー 京コンピュータ前駅下車 徒歩 3分)
車でのご来場はご遠慮ください。
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受付 |
9:30受付開始, 受付は2Fです。 |
基調
講演 |
「ヨーロッパ連合(EU)の未来創成技術の展望とシミュレーション」 |
講師 |
兵庫県立大学大学院シミュレーション学研究科長
佐藤 哲也 様 |
時間 |
16:30〜17:30 |
概要 |
EUが未来社会のための新しい科学技術の創造と位置付け、10年間で10億ユーロを投資する「FutureICTプロジェクト」。欧州委員会(EC)の評価委員としてこのプロジェクト採択に関わった経験から、EUの時代認識と基本戦略、FuturICTの将来展望、そしてシミュレーションの役割について、最新の動向を語る。 |
技術
講演 |
「Salome-Meca活用研究会報告」 |
講師 |
(全体) アルゴグラフィックス株式会社 辰岡 正樹 様
(ビーム・シェル分科会) 前田 研吾 様
(カストマイズ技術分科会) ローム株式会社 杉本 健 様
(材料非線形分科会) 中西金属工業株式会社 石黒 博康 様
(導入・入門分科会) DSMジャパン 大川 浩一 様 |
時間 |
10:00〜11:10 |
概要 |
昨年11月に関西CAE懇話会の中で「Salome-Meca活用研究会」を発足させ、約半年間を第1期として分科会活動を行いました。今後、本研究会を継続しますが、第1期の活動について、全体の報告と各分科会からの報告をします。
分科会は、以下の4つです。
・ビーム・シェル分科会
・カストマイズ技術分科会
・材料非線形分科会
・導入・入門分科会 |
「FOCUSスパコン活用のススメ」 |
講師 |
財団法人計算科学振興財団 西川 武志 様 |
時間 |
11:10〜11:30 |
概要 |
計算科学振興財団(FOCUS)の事業並びにFOCUSスパコンついての概要を紹介する。
FOCUSは、平成23年4月から産業界専用にFOCUSスパコンの運用を開始し1ノード1時間当たり105円から利用可能であり、申請受付から2業務日以内にアカウントを発行して利用頂ける体制を築いて来た。
FOCUSスパコン利用には企業名の公開が必要だが、利用開始初年度には10万5千円分のトライアルユースを付与する仕組みと利用者が自由に商用アプリケーションを導入可能で、利用課題毎の専用のファイルシステム提供等が指示され、初年度は56課題に利用していただき、平均利用率は8割程度なった。当日は初年度の運用状況と平成24年度の運用について報告する。
また、今年度は毎週1回以上FOCUSスパコンやシミュレーションを活用するための講習会・セミナーを開催しており、既に行った講習会等の開催報告や今後の予定等についても紹介する。 |
「京の産業利用とアプリケーション環境」 |
講師 |
独立行政法人理化学研究所 伊藤 聡 様 |
時間 |
11:40〜12:00 |
概要 |
世界最高性能のスーパーコンピュータ「京」は6月末にシステムとして完成し、9月末には共用に供される。「京」は大学等の学術目的だけでなく、広く産業界のユーザーにも門戸を開いている。我が国の産業競争力強化の視点でも十分な活用が期待されているのである。産業界のユーザーにとっては計算機性能よりも計算環境が重要であるので、「京」のアプリケーション環境がどのようなものであるのか、気がかりであろう。実際、京は8万ノード、64万コアという超大型並列計算機であるため、その実力を引き出すアプリケーションを開発することは技術的に大きな課題である。講演では京の産業利用の制度と用意されているアプリケーションについて紹介する。 |
事例講演 |
「オムロン(株)における流体解析とFOCUS活用事例」 |
講師 |
オムロン株式会社 下山 英司 様 |
時間 |
12:00〜12:40 |
概要 |
オムロンでは数年前より商品開発や生産設備開発において流体解析の活用に取り組んでいるが、モデル化工数およびハードウェアの計算負荷等の制約により解析規模は一定レベルの範囲にとどまっている。
その打開策のひとつとしてFOCUS活用の有効性について検証した事例を紹介する。
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「ナブテスコにおける計算機の進化による現在と未来のCAE」 |
講師 |
ナブテスコ株式会社 藤井 理之 様 |
時間 |
13:40-14:20 |
概要 |
計算機の飛躍的な進歩によりナブテスコのCAEがどう変わってきて今後どのようになるか(予測)を、解析事例でもって紹介する。 |
「ゴム材料の分子動力学シミュレーションにおける並列計算機の活用」 |
講師 |
三ツ星ベルト株式会社 柳生 裕聖 様 |
時間 |
14:20-15:00 |
概要 |
高分子,フィラー,繊維の複合材料であるゴム材料のメソ構造と物性の関係を解析するためには分子動力学シミュレーションが有用である。しかしながら汎用計算機ではゴムの物性評価が可能な分子動力学モデルを解析することは困難なため,並列計算機を用いた計算手法が必要となる。
講演では名古屋大学情報基盤センター,FOCUS等の計算機を用いたOCTA/COGNAC,LAMMPSによるフィラー充填架橋ゴム
の伸張挙動や繊維/ゴム界面の剥離解析の結果を紹介する。 |
「神戸製鋼におけるシミュレーションの活用事例と最近の取組」 |
講師 |
株式会社神戸製鋼所 中川 知和 様 |
時間 |
15:40-16:20 |
概要 |
圧縮機,建設機械,鉄鋼生産などのシミュレーション事例を通じて,CAEの活用効果および課題について述べる。また,粒子法を中心に最近の取組事例を紹介する |
実習
講座 |
「OpenFOAM入門」実習付きコース |
講師 |
株式会社日本アムスコ 冨原 大介 様
船井電機株式会社 片山 達也 様
株式会社酉島製作所 宮部 正洋 様 |
時間 |
11:20〜16:20 |
定員 |
20名 (実習は20名が定員です。講義だけを聴かれる場合は、実習無しの参加も可能です。申し込み時にその旨、連絡事項欄に記載してください。 実習付き参加の定員は20名です。定員になりましたら、参加できませんが、ご了承いただきますようお願いいたします。) |
概要 |
OpenFOAMを初めて使う方を対象としたコースです。OpenFOAMの紹介、概要説明の後、実際にPCを使った実習コースを行います。
実習では、Windows版OpenFOAMを使用します。当日、参加される方には、Windows版OpenFOAMのDVDを差し上げます。 |
実験と
CAE
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実験とCAE |
「特異点を眼で見よう」 |
講師 |
株式会社GSユアサ 吉田 豊 様 |
協力 |
株式会社フォトロン 奥田 隼也 様、
ソリッドワークスジャパン株式会社 島村 知子 様
株式会社レーザー計測 杉原 裕雄 様 |
時間 |
10:00-16:20 |
定員 |
20名 |
概要 |
FEMはメッシュを細かくすれば本当に精度が上がるんやろか。
最近撮影画像から歪を検出、ほとんどリアルタイムで応力分布が可視化できるようになりました。
その実演を参加者自身で体験してもらおうと思います。
そして同じような応力分布が出るよう、 解析ソフトで試行錯誤してみる予定です。
最適なメッシュなんてのが見つかると面白いですね。
いつものように装置は手作り、撮影応力表示は奥田さまに、解析は島村さまにお願いしています。
FEMの基本であるメッシングの面白さ、怖さを再認識できるものと思っています。 |
予備実験 |
画像はこちら、
「これが画像処理した主歪みのアニメです。私(吉田)が叩きました。
現物にはメッシュなんてないから、特異点はこれでは見えないですね。
叩き方によって現象が異なるかもしれないので、自分で叩いて得心してください。」 |
結果撮影 |
フォトロン撮影:
fukudome
hayakawa
hiwatashi
ishizuka
kanetaka
katou
kimura
kitani
masuda
nashio
nishikawa
nishimurakazu
shimamura
takemoto
tamura
uetani
yoshida
レーザー撮影:
fukudome
hayakawa
hiwatashi
ishizuka
kanetaka
katou
kimura
kitani
masuda
nashio
nishikawa
nishimurakazu
shimamura
takemoto
tamura
uetani
yoshida
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交流会 |
パネルディスカッションと参加者の交流 |
時間 |
17:30〜19:00 |
デモ
展示
&
資料
展示 |
CAE懇話会団体会員企業のデモ・資料展示コーナーを設けます。
最新の情報収集にお役立てください。 ■出展団体会員企業名(受付順、敬称略)
=受付中= |
<デモ展示> |
計測エンジニアリングシステム株式会社 COMSOL Multiphysicsのデモンストレーション展示とご説明 |
株式会社ヴァイナス FieldView, Pointwise等 |
サイバネットシステム株式会社 マルチフィジックス解析ツール ANSYS |
富士通株式会社 富士通PCクラスタのご紹介 |
インターメッシュジャパン株式会社 Femap, Solid Edge |
株式会社SiM24 電子部品の発熱量測定サービス |
(株)テクノスター 国産CAEソフト/TSV-Pre、Post、Designer |
ソリッドワークス・ジャパン株式会社 3次元設計: SolidWorks CAD、設計検証: SolidWorks Simulation |
<資料展示> |
株式会社エヌ・エス・ティ FEMAP、NX Nastran等 |
インテグラル・テクノロジー株式会社 FORTUNA |
SCSK株式会社 構造解析ソフトADVENTURECluster |
時間割 |
参照ください。 |
参加
費用 |
第34回関西CAE懇話会 参加費用
■CAE懇話会個人会員(正会員、賛助会員)
・一般 :2000円(税込) ・学生/院生:1000円(税込)
■CAE懇話会団体会員(正会員、賛助会員)の社員の方
・2000円(税込)
■CAE懇話会非個人会員
・一般 :3000円(税込) ・学生/院生:1000円(税込)
■CAE懇話会団体会員の社員の方:
・2000円(税込)
※参加費用は参加されるコースに関係なくいずれも上記の費用となります。 当日受付にてお支払いください
。
☆所属する企業・法人が団体会員様の場合、個人会員の参加費用が適用されます。
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参加費用の請求書による振込みを希望される場合は、事前に
CAE懇話会事務局までご連絡ください。会場での請求書支払申込はできません。 |
新規にCAE懇話会個人会員となって、個人会員としての参加を希望される場合には、6月8日(金)までに個人会員登録申請を行ってください。
すでに個人会員の方は、その必要はありません。 |
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参加
申込 |
WEBでの申込みは締め切りました。当日、会場受付にお越しください。 |
備考 |
内容については、変更される場合があります。最新情報は本ページでご確認ください。 |