第48回関西CAE懇話会 | ||||
共催 | 京都大学学術情報メディアセンター | |||
協賛 | 日本シミュレーション学会 | |||
テーマ | 「ディープラーニングとCAE」 | |||
日時 | 2016年10月21日(金)10時〜19時15分 | |||
場所 | 京都大学 国際科学イノベーション棟 5階 シンポジウムホール 〒606-8501 京都市左京区吉田本町 国際科学イノベーション棟 正門から入って時計台の右手すぐです。 学内キャンパス地図: 最寄駅: 京阪電車 出町柳駅から徒歩20分 阪急電車 河原町駅からバス約25分 地下鉄 今出川駅からバス約10分 |
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受付 | 9:30 受付開始 | |||
基調講演 および講演 | ||||
基調講演 | 「人工知能とものづくり」 | |||
講師 | 大阪大学 基礎工学部 教授 産業技術総合研究所 知能システム研究部門 クロスアポイントメントフェロー 原田 研介 氏 |
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時間 | 17:10-18:00 | |||
概要 | 近年、消費者の多様なニーズに応えるために、製造の多品種少量生産化が進んでいます。この生産形態のロボット化は困難で、近年のハイテク製品であっても、非常に労働集約的かつ原始的な方法で組み立てが行われているのが現状です。この生産形態の自動化を推進するためには、ロボットは製品に関する多種多様な情報を統一的に扱う必要があります。 そこで、本講演ではビッグデータ・IOT時代のものづくりの手法について説明いたします。まず、NEDO次世代人工知能・ロボット中核技術開発プロジェクトの概要を説明したのちに、特にこのプロジェクトにおけるものづくりに関する研究について、事例を交えながら紹介します。 |
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講演1 | 「エヌビディアが加速するディープラーニング 〜進化するニューラルネットワークとその開発方法について〜」 |
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講師 | NVIDIA 村上 真奈 氏 | |||
時間 | 14:00-14:40 | |||
概要 | ディープラーニングは近年、画像認識の分野で、その高い認識精度から大変注目を集めている技術です。音声認識や自動運転など画像認識の分野以外への応用が進んでおり大変期待されています。本講演では、日々新しい構造のモデルが提案され進化しているディープラーニングの概要とGPUが必要とされている理由について簡単に説明します。その後に、実際にディープラーニングの開発のイメージを持って戴けるように、いくつかの代表的なディープラーニングのフレームワークの特徴を解説し、使い方を簡単に説明する予定です。ディープラーニングの最新の状況が知りたい、実際の開発の際にどのフレームワークを使うべきか知りたい、開発を始める前に開発のイメージを持ちたいという方に最適です | |||
講演2 | 「Cognitive Computingのご紹介」 | |||
講師 | 日本アイ・ビー・エム株式会社 梶谷 浩一 氏 | |||
時間 | 14:50-15:30 | |||
概要 | IBMで研究中の cognitive computing や AI 関連技術についてお話しします。Cognitive computing とは, (1) 人とコンピュータのやりとりに関する技術や(2)生物の脳の働きを参考にしたシステムなどのことです。本講演では、最近話題のdeep learningの応用、ニューラルネットワークの新しい技術(ハードウエア含む)、Watsonの産業応用などについてご紹介します。 | |||
講演3 | 「CAEにおけるディープラーニング活用のための一考察 (ディープラーニングによるき裂進展挙動予測)」 |
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講師 | 近畿大学 理工学部 和田 義孝 氏 | |||
時間 | 15:30-16:10 | |||
概要 | ディープラーニングは産業応用へのブレークスルーが期待されており様々な研究が加速度的に進められている。一方で、デジタルデータを扱うCAEとの親和性はよいと思われるがその応用事例はまだ少ない。本講演ではCAEとディープラーニングの関係を明らかにしその利用方法の一提案をする。具体事例として現在進めている疲労き裂進展挙動予測を例題としてその可能性を論じる。 | |||
講演4 | 「 データサイエンスと因果推論」 | |||
講師 | 京都大学 学術情報メディアセンター 小山田 耕二 氏 | |||
時間 | 16:30-17:10 | |||
概要 | ビッグデータ・IOT時代に突入し、さまざまな分野でデータの利活用を実践できるデータサイエンティストの育成が求められています。多くのデータ分析・可視化技術の習得も重要ですが、データサイエンスに必要不可欠なのは、科学的方法です。科学というと自分には関係ないと思われる方も多いと思いますが、科学とは、難解な物理という意味ではなく、日常業務に密接な関係のある「因果関係を明らかにする」ことです。本講演では、科学的方法において重要な役割を果たす因果推論について、具体例を示しながらわかりやすく説明いたします。 | |||
技術講座 | ||||
技術講座 | 「TensorFlowによる深層学習」 | |||
講師 | 京都大学 学際融合研究開発推進センター 尾上 洋介 氏 | |||
時間 | 11:30-12:00 | |||
概要 | TensorFlowはGoogleが開発したオープンソースの機械学習フレームワークです。現在、産業・学術両方の様々な場面で注目されている深層学習(ディープラーニング)について、理論的背景及びTensorFlowを用いた実践方法についてご紹介します。 | |||
幹事講演 | ||||
幹事講演1 | 「エネルギー・マネジメントのためのモデルベース・シミュレーションとディープ・ラーニング」 | |||
講師 | ダイキン情報システム株式会社 平野 徹 氏 |
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時間 | 13:00-13:30 | |||
概要 | グーグルは、自社の運営する世界のデータ・センターの電力消費量をトータルでより省エネにするために、全ての運転データをディープ・ラーニング(Tensor Flow)を用いて深層学習し、最適運転を実現している。一方、自動車の開発で実用的に活用されているModelica等のモデルベース・シミュレーション技術を、ビルやプラントなどのエネルギー・マネジメントのために活用する動きが欧米で活発化している。本講演では、モデルベースとディープ・ラーニングを対比してその技術の利害得失を論じ、さらに今後爆発的に増加する地球人口に対しエネルギー・マネジメントの視点で、CAEの果たすべき役割を提言したい | |||
幹事講演2 | 「モノづくりにおける「広義CAE」分野へのディープラーニングの適用について 〜実験計画と生産管理と特許出願〜」 |
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講師 | アステロイド・リサーチ株式会社 安武 健司 氏 | |||
時間 | 13:30-14:00 | |||
概要 | 最近マスコミ等で話題のディープラーニングとは、そもそもどのような技術か?そしてディープラーニングにより、モノづくりは今後どのように変化するのか?さらにモノづくりにおける「広義CAE」分野にフォーカスした場合、想定されるディープラーニングの具体的な適用事例は?本講演では「モノづくり技術コンサルタント」である講演者が、ディープラーニング利用者の立場から、上記の疑問点に答えるとともに、CAE技術者の今後の方向性について提案する。 | |||
団体会員様講演 | ||||
団体会員様 講演1 |
「 ディープラーニングとPascal GPU の最新情報」 | |||
講師 | GDEPソリューションズ株式会社 長ア 敦司 氏 | |||
時間 | 10:00-10:30 | |||
概要 | 近年GPUコンピューティングの技術が大きく発達したことに伴い、《ディープラーニング》と呼ばれる《ニューラルネットワークの進化版》が多くの産業分野で実績をあげています。本講演では、ディープラーニングとそれを支える最新のGPUコンピューティング技術と、ディープラーニングが計算工学やCAEに与えるインパクトについてお話しさせて頂きます。また今年は、約3年半ぶりの新世代GPUである《Pascal》が市場に投入されます。Pascalではメモリバンド幅やGPU間の通信性能が大きく向上し、マルチGPU計算におけるストロングスケーリングの実現を強く意識したアーキテクチャとなっています。これらの特徴からPascalは計算工学の基礎となるHPCインフラに非連続的な飛躍をもたらすことが期待されます。このPascalの最新情報についても併せてご紹介致します。 | |||
団体会員様 講演2 |
「FOCUSスパコンシステムにおけるディープラーニングの利用環境」 | |||
講師 | 公益財団法人計算科学振興財団 西川 武志 氏 | |||
時間 | 10:30-11:00 | |||
概要 | 計算科学振興財団(FOCUS)が運用するFOCUSスーパーコンピュータシステムは既存のXeon Phi 5110P(60コア)を搭載したE,Gシステムに加え、平成28年10月から汎用CPUで1ノード倍精度演算性能1152GFLOPSと1TFLOPSを超えるFシステム、ビッグデータ処理指向で1ノードあたり512GBのフラッシュストレージを搭載したHシステムを運用し始めた。 FOCUSスパコンシステムにおけるディープラーニングの利用環境と用途に適したシステムを紹介する。 |
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団体会員様 講演3 |
「Meshmanとディープラーニング(人工知能)」 | |||
講師 | 株式会社インサイト 三好 昭生 氏 | |||
時間 | 11:00-11:30 | |||
概要 | ディープラーニングは範囲が狭すぎる為、人工知能に範囲を拡大させて頂く。Meshmanは1999年の誕生当時、人工知能の一種であるインタフェースエージェントを導入していた。しかし、当時ディープラーニングは存在せず、ルールベースで処理していた。Meshmanのインタフェースエージェントの概要を紹介し、更にCAEをプリ、ソルバー、ポスト、GUIに分類して、それぞれにどのように人工知能を適用し得るかを考察した。 | |||
団体会員様デモ展示 (申込受付中) | ||||
内容 | アンシス・ジャパン株式会社 ANSYS EKM、Fluent、CFX、Mechanical、HFSS、Maxwell | |||
株式会社CAEソリューションズ Abaqus/SIMULIA Co-Simulation解析 | ||||
株式会社データダイレクト・ネットワークス・ジャパン 「EXAScaler」「GRIDScaler」をご紹介します。 | ||||
株式会社テクノスター <新製品>汎用プリポスト・ソルバーJupiter-Solutions | ||||
公益財団法人計算科学振興財団 産業界専用スーパーコンピュータ「FOCUSスパコン」のご紹介 | ||||
計測エンジニアリングシステム株式会社 COMSOL Multiphysics Uncanny DL | ||||
ソリッドワークス・ジャパン株式会社 SOLIDWORKS Simulation製品群 | ||||
インテル株式会社 インテル製品搭載のサーバ、ワークステーション製品 | ||||
プロメテック・ソフトウェア株式会社 流体解析Particleworks、粉体解析Granuleworks | ||||
エムエスシーソフトウェア株式会社 次世代CAEプラットフォーム「MSC Apex」 | ||||
交流会 | ||||
内容 | 参加者の交流 | |||
時間 | 18:00-19:15 | |||
資料 | ||||
団体講演3 | ||||
技術講座 | ||||
幹事講演1 | ||||
講演1 | ||||
講演3 | ||||
講演4 | ||||
基調講演 | ||||
参加申込 | ||||
参加費用 | 第48回関西CAE懇話会 参加費用 ■CAE懇話会個人会員 ・一般 :2000円(税込) ・学生会員 :無料 ■CAE懇話会団体会員(正会員、賛助会員)の社員の方 ・2000円(税込) ■CAE懇話会個人会員外 ・一般 :3000円(税込) ・学生/院生: 1,000円(税込) ※参加費用は参加されるコースに関係なくいずれも上記の費用となります。 上記の参加費用ですべてのコース(交流会を含む)に参加いただけます。 当日受付にてお支払いください 。 ☆所属する企業・法人が団体会員様の場合、個人会員の参加費用が適用されます。 |
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参加費用の請求書による振込みを希望される場合は、事前に CAE懇話会事務局(jimukyoku10@cae21.org)までご連絡ください。 会場での請求書支払申込はできません。 |
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新規にCAE懇話会個人会員となって、個人会員としての参加を希望される場合には、10月20日(木)までに個人会員登録申請を行ってください。 すでに個人会員の方は、その必要はありません。 |
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時間割 | ||||
参加申込 | WEBでの事前申し込みは終了しました。 当日、会場受付にお越しください。 |
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備考 | 内容については、変更される場合があります。最新情報は本ページでご確認ください。 |