第72回関西CAE懇話会
テーマ 技術者のための特許セミナー(第6回)
共催 公益財団法人計算科学振興財団
日時  2019年12月13日(金)13:00〜17:00<受付開始:12:30>
場所 神戸国際会館 セミナールーム805
〒651-0087 兵庫県神戸市中央区御幸通8丁目1番6号
アクセス

【J R】三ノ宮駅 徒歩3分
【阪 急】神戸三宮駅 徒歩3分
【阪 神】神戸三宮駅 徒歩2分
【地下鉄】西神・山手線:三宮駅 徒歩5分 / 海岸線:三宮・花時計前駅 改札直結     
受付 12:30 受付開始
テーマ 技術者のための特許セミナー
定員 50名
時間 13:00 〜 17:00
講演 趣旨説明
時間 13:00 〜 13:05
講演者 NPO法人CAE懇話会 / 株式会社アルゴグラフィックス
辰岡 正樹 氏
趣旨 日本のものづくり企業が海外の企業との競争のなかで生き残るには、知財の活用、特許戦略が重要であることは言うまでもありません。特許を生み出すのは、現場の技術者でありますが、技術者の特許出願意欲は高くない場合が多いのが現実です。特許の出願、取組みについては、企業間で大きな差があります。また企業のトップマネジメントにおいても、知財の重要性が十分に理解されていない場合も多いと言わざるを得ないのが現状です。
このような状況を踏まえ、CAE懇話会では、”技術者向けの特許セミナー”を、2016年に第1回を開催しました。それ以降、毎年1回開催し、今年は4回目となります。まだまだ成果を出すところまで来ているとは言いがたいかもしれませんが、何事も継続が重要と考え、本年度も開催いたします。
特に今年は、近畿経済産業局の公募案件である”平成31年度中小企業知的財産活動支援事業費補助金(地域中小企業知的財産支援力強化事業)”に提案をし、採択されましたことにより、従来よりも参加しやすいセミナーとして、開催できる運びとなりました。
本セミナーでは、ものづくり企業における技術者、研究者に特許マインド、知財マインドを持てるように動機付けをする情報をご提供します。これから特許を出願しようとしている方、またいままで特許出願の経験があるが、必ずしも満足のゆく成果が得られていない方に、有効な情報をご紹介します。
特別講演として、近畿経済産業局の知的財産室室長の川上様から、特許庁の施策を中心に、スマートマニファクチャリングに関する情報について、ご提供いただきます。
特別講演 「第四次産業革命時代の知的財産制度と、ものづくりにおけるIoT活用動向」
時間 13:05 〜 13:50
講演者 近畿経済産業局 地域経済部 産業技術課 知的財産室 室長
川上 佳 氏
概要 第四次産業革命の真っ只中である現在、産業発展の根幹となる知的財産制度も時代に合わせて変化していく必要があります。本講演では、前半は特許庁の第四次産業革命への対応について、後半はものづくりのIoT活用動向として、平成28年度に特許庁が実施した技術動向調査「スマートマニュファクチャリング」をご紹介します。
講演1 「技術者人生を豊かにしてくれる特許出願 〜特許出願マインド向上のための思考法〜」
時間 13:50 〜 14:30
講演者 ダイキン工業株式会社 テクノロジー・イノベーションセンター
劉 継紅 氏
概要 特許出願は、会社目線でみれば製品保護の手段ですが、技術者目線で見ると研究開発成果の「見える化」の手段となります。不確実性や流動性の高い時代だからこそ、技術者が自らの技術者人生の幸福と仕事満足度の向上のため、特許出願をより広い視野で捉える必要があると考えます。本講演では、技術者の研究開発成果が人類の集合知の増進にも繋がるという視野から、技術者の特許出願マインド向上のための思考法について、事例を交えながらご紹介したいと思います。
講演2 「身近な技術を見直そう」 
時間 14:45 〜 15:25
講演者 中西金属工業株式会社  
石黒 博康 氏
概要 技術者は、普段の製品開発や設計業務の中において、特許発明になるような創作をしているように思いますが、その発明に気がついていない技術者が多いようです。身近だと思っている技術を見直して特許出願をしてみませんか。  
講演3 「学位取得につながる技術特許の有効性と事例」
時間 15:25 〜 16:05
講演者 京都大学学術情報メディアセンター 教授
小山田 耕二 氏
概要 技術者が特許を出願するのは、所属企業からの要請によるものが多いようです。企業は、技術特許により、技術ブランドを構築したり、特許収入を得たりします。技術者は、この特許出願により、昇進、社内表彰、報奨金などを受けることができ、社内的な評価が高まることが期待されます。さらに踏み込んで、技術特許を科学論文として出版し、社外的な評価を高める自己ブランディングを確立してはどうでしょうか。大学では、科学論文執筆やその査読に関するノウハウが蓄積されています。科学論文は、その出版やその維持に必要な費用はほとんどかかりませんので、このノウハウをもつ大学と協働し、技術特許を科学論文として出版することをお勧めします。出版数がある程度以上に達すると学位論文取得も可能です。
講演4 「特許を利用した技術者としての価値向上」
時間 16:20 〜 17:00
講演者 石井総合知的財産事務所 所長
石井 貴文 氏
概要 業務で忙殺される中で特許を取れそうな発明を提案することは大変なエネルギーが必要なことで、発明提案は開発の後回しにされてしまうことが少なくありません。しかしながら、発明を提案して特許を出願・取得することは、会社及び事業の価値向上に繋がるのみでなく、さらに技術者個人として価値向上にも活かすことができます。本講演では、講演者の企業における知財責任者及び技術者としての経験に基づき、技術者としての価値向上に特許を活かす方法を提案します。
時間割
参加
費用
本セミナーは、近畿経済産業局の補助金事業として実施するものであり、参加費用は無料です。
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