第74回関西CAE懇話会
(オンライン形式) |
テーマ |
「ディープラーニングとCAE (第4回)」
〜機械学習・統計数理とCAEの融合による新しい世界〜 |
日時 |
2020年11月26日(木)10:00〜17:40
|
場所 |
オンライン形式 |
定員 |
200名
|
オンライン
会議 |
WebExを使用します。はじめて使用される方、あるいは事前テストを希望される方は、事前テスト時間枠をご連絡します。 |
受付 |
9:30 受付開始 |
はじめに |
「趣旨説明」 |
時間 |
10:00〜10:05 |
講師 |
ダイキ情報システム株式会社
特定非営利活動法人CAE懇話会 理事長
平野 徹 氏 |
概要 |
CAEツールは物理法則に従う支配方程式から導かれる数理モデルを数値的に解く演繹的手法で主体であるが、統計数理では入力と出力に注目しその機能(入出力関数)を近似する数理モデルの諸パラメータを統計的に学習する帰納的手法である。統計数理はデータ駆動型手法であり,深層学習を含めた機械学習も広義の統計数理手法である。
統計数理の基本は変数を確率分布として扱うことであり,確率論的演算はベイズ推論を用いる。機械学習・統計数理とCAEの融合は、様々な不確かさを含む現実の世界を解析・予測する新たなアプローチとなる。 |
団体会員様
講演1 |
「ディープラーニングとCAEを加速する、コンピューティングプラットフォーム」 |
時間 |
10:05〜10:30 |
講師 |
エヌビディア合同会社
丹 愛彦 氏 |
概要 |
近年、様々な分野への機械学習の応用が進んでおり、CAE への応用といった試みもなされています。このような背景から、コンピューティング プラットフォームとしては、様々な性質の異なるワークロードを総合的に加速することが求められています。この講演では、CAE
や機械学習といった幅広いワークロードを加速する、コンピューティング プラットフォームの最新事情について紹介します。 |
団体会員様
講演2 |
「AI、実際どんな感じでCAEに適用出来そうか。」 |
時間 |
10:30〜10:55 |
講師 |
株式会社インサイト
三好 昭生 氏
|
概要 |
弊社では、2018/11月にデータサイエンス勉強会を立ち上げると共に、各種学会、講演会、インターネット、論文、書籍の調査、及び実装例の作成、講演発表を通じて知見を積み重ねて来ました。弊社の活動の特徴として、深層学習に限定せず、データ同化迄含む広い範囲で調査・活動をして来ました。今回は、そこから見えて来た事をお話したいと思います。今回特に、「自然言語処理」についてもお話したいと思います。 |
団体会員様
講演3 |
「3次元形状のAI活用による類似形状認識」 |
時間 |
11:00〜11:25 |
講師 |
インテグラル・テクノロジー株式会社
西浦 光一 氏 |
概要 |
特許技術により3次元形状の数列変換に成功した。今回は、その理論と認識できた事例を説明する。 |
団体会員様
講演4 |
「ディープラーニングによる3次元形状認識技術について」
|
時間 |
11:30〜11:55 |
講師 |
株式会社アストライアーソフトウエア
四條 清文 氏 |
概要 |
ディープラーニング技術は2012年の画像認識国際大会ILSVRCにおいてGoogleのAlexNetが優勝して以来、画像認識、翻訳、医療診断などで躍進を続けている。これらの技術は2次元画像を対象としている一方、製造業のCAD,CAM,CAEは3次元形状ベースであり、これらの技術を3次元形状に適用する要望がある。
弊社で研究開発しているディープラーニングによる3次元形状認識技術についてデモを交えながら紹介する。 |
団体会員様
講演5 |
「企業でのAI活用に向けたFOCUSのアプローチ」 |
時間 |
12:00〜12:25 |
講師 |
公益財団法人計算科学振興財団
高原 浩志 氏 |
概要 |
産業利用向けのスパコンサービスを行う計算科学振興財団(FOCUS)では、HPC応用やAIに関する人材育成プログラムも提供している。最近ではDX推進を視野に、企業の課題解決に向けたAI適用の考え方に関して、ユニークな演習を含む研修を開催している。またスパコン「富岳」のクラウド的利用に関する研究(理化学研究所)の一環で、アプリケーションソフトの入力データをもとに、機械学習援用による所要計算資源量の準最適推定を行う仕組みも試行している。講演ではこれらの概要を含め、FOCUSのアプローチとAI応用をとりまく話題を紹介する。 |
講演1 |
「DX時代にこそ求められるCAE活用の真価とAIxCAEを有効活用した商品創出を目指す姿」 |
時間 |
13:25〜14:05 |
講師 |
オムロン株式会社
岡田 浩 氏 |
概要 |
オムロンでは、2000年4月より、本社機能部門主導から設計・生産現場主導に切り替え、メカ/生産系CAE・伝熱/熱流体系CAE・電磁場/電磁波ノイズ系CAEの技術を高めながら、製品機能と制約条件のトレードオフ、生産の影響を考慮した設計などのCAE活用法構築・人財育成を実践している。また、並行して、セキュリティを考慮しながら、通信を活用したテレワークによるCAE活用も行っている。
さらには、AIとCAEの融合による、設計上流での製品品質・顧客満足度向上を目指した商品創出の取り組みを検証中である。
今回は、上記の内容について、現状と今後の展開について述べる。 |
講演2 |
「統計数理のCAE及び設計プロセスへの適用」 |
時間 |
14:10〜14:50 |
講師 |
ダイキン工業株式会社
片山 達也 氏 |
概要 |
機械学習のハイパーパラメータの最適化などに用いられるベイズ最適化、台風の予測などに用いられるデータ同化など不確かさを取扱う一種の統計数理手法のCAEへの適用事例を紹介するとともに、それらの手法の設計プロセスへの適用の可能性について示す。 |
講演3 |
「データ駆動型トポロジーデザインの展望〜トポロジー最適化への深層学習の適用〜」 |
時間 |
15:05〜16:05 |
講師 |
大阪大学大学院
工学研究科機械工学専攻
准教授 山崎 慎太郎 氏 |
概要 |
近年、設計者の思考力の限界を超える最適構造を創成可能な
設計方法論として、トポロジー最適化が注目を集めている。
トポロジー最適化は、様々な工学問題に応用され、盛んに研究
が進められているが、その一方で、最適化問題の非線形性
に伴う本質的な限界が見えつつある。本講演では、このような
状況を打破する可能性を秘めた、データ駆動型のアプローチに基づくトポロジーデザインの方法論を紹介する。 |
講演4 |
「CAE分野における機械学習と計算数理工学の融合」 |
時間 |
16:10〜17:10 |
講師 |
東京大学・大学院
新領域創成科学研究科
教授 奥田洋司 氏 |
概要 |
機械学習による応力集中の近似解析や、3次元配管の管内旋回流解析結果のPOD(固有直行分解)による縮約モデル生成など、機械工学分野の構造・流体解析に関わる現実的課題を、機械学習と計算数理工学の融合で効率的に解く新しい方法を示す。 |
オンライン交流会 |
時間 |
17:10〜17:40 |
概要 |
オンライン形式での交流会です。 |
時間割 |
参照ください。 |
資料 |
注:資料のダウンロードは、Chrome, FireFox をお使いください。 |
「趣旨説明」
ダイキ情報システム株式会社
平野 徹 氏 |
|
「ディープラーニングとCAEを加速する、コンピューティングプラットフォーム」
エヌビディア合同会社
丹 愛彦 氏 |
|
「AI、実際どんな感じでCAEに適用出来そうか。」
株式会社インサイト
三好 昭生 氏 |
|
「3次元形状のAI活用による類似形状認識」
インテグラル・テクノロジー株式会社 西浦 光一 氏 |
|
「ディープラーニングによる3次元形状認識技術について」
株式会社アストライアーソフトウエア
四條 清文 氏 |
|
「企業でのAI活用に向けFOCUSのアプローチ」
公益財団法人計算科学振興財団
高原 浩志 氏 |
|
「DX時代にこそ求められるCAE活用の真価とAI×CAEを有効活用した商品創出の目指す姿」
オムロン株式会社
岡田 浩 氏 |
|
「統計数理のCAE及び設計プロセスへの適用」
ダイキン工業株式会社
片山 達也 氏 |
|
「データ駆動型トポロジーデザインの展望〜トポロジー最適化への深層学習の適用〜」
大阪大学大学院
山崎 慎太郎 氏 |
|
「CAE分野における機械学習と計算数理工学の融合」
東京大学大学院
奥田洋司 氏 |
|
団体会員様配布資料 |
プロメテック・ソフトウェア株式会社 |
|
公益財団法人計算科学振興財団 |
|
NUMECAジャパン株式会社 |
|
株式会社フォトン |
|
株式会社インサイト |
|
参加費用 |
第74回関西CAE懇話会 参加費用
■CAE懇話会個人会員
・一般 :2,000円(税込)
・学生会員 :無料
■CAE懇話会団体会員(正会員、賛助会員)の社員の方
:2,000円(税込)
■CAE懇話会個人会員外
・一般 :3,000円(税込)
・学生/院生:1,000円(税込)
※参加費用は参加されるコースに関係なくいずれも上記の費用となります。
申し込みをされた方にお支払方法を連絡いたします。
☆所属する企業・法人が団体会員様の場合、個人会員の参加費用が適用されます。 |
参加費用の請求書による振込みを希望される場合は、事前にCAE懇話会事務局(jimukyoku10@cae21.org)までご連絡ください。 |
新規にCAE懇話会個人会員となって、個人会員としての参加を希望される場合には、11月19日(木)までに
個人会員登録申請を行ってください。すでに個人会員の方は、その必要はありません。 |
|
参加申込 |
申し込みは終了しました。
|
参加条件 |
1.開催日の前日まで(11月25日(水)17時まで)に申し込みを完了されていること。
参加方法等を開催日の前日までにご連絡いたします。
2.参加は個人単位であること。
複数人での視聴は、禁止であること。
同一箇所で複数人で参加される場合も、個別に申し込むこと。
1人1端末でのアクセスとすること。
3.講演の内容を録画・録音されないこと。また、講演画面のスクリーンショットを取らないこと。
4.参加されるときに使用されるPCにカメラを接続され、当日の受付時にカメラ接続すること。
スマホでの参加も可能ですが、その場合も当日受付時に、カメラ接続すること。
受付時に、カメラで確認させていただきます。
5.当日、オンライン会議に参加されるときは、氏名が分かるような形で参加すること。
ログイン名に氏名を日本語で記入すること。
6.上記に同意いただけない場合は、参加が不可となることを了承いただけること。 |
資料
(注1) |
配布可能な資料は、開催前に申し込みをされた方に、資料入手用パスワードをご案内します。。
なお、資料入手用パスワードを受け取られた場合は、当日不参加の場合も参加費用を請求させていただきます。
当日不参加の方で、資料を希望される場合に、参加費用をお支払いいただくことで、資料を入手できるようにしています。そのため、公平性の観点から、ご理解をいただくよう、お願いいたします。
当日不参加で、資料を必要とされる方も、事務局(jimukyoku10@cae21.org)までご連絡ください。 |
備考 |
1.内容については、変更される場合があります。最新情報は本ページでご確認ください。 |