第28回関東CAE懇話会 |
テーマ |
「製品の信頼性とCAE」 |
日時 |
2016年1月22日(金)10:00~18:30 (受付開始:9:30) |
場所 |
早稲田大学 西早稲田キャンパス
55号館 N棟1階大会議室・第2会議室
デモ展示: 講演会場の後部に展示スペースを設けます
〒169-8555 東京都新宿区大久保3-4-1
地下鉄副都心線 西早稲田駅 3番出口
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受付 |
9:30 受付開始 |
講演1 |
「材料力学・構造力学の信頼性の向上と最適化の信頼性 」 |
講師 |
早稲田大学 理工学部 総合機械工学科 教授 宮下 朋之 氏 |
時間 |
10:00~10:50 |
概要 |
力学現象や最適な状態を計算により評価する上では,実際の現象や状態の理解が可観測なデータと整合性を持ち理解することが必要となる.学習事項が高度になり薄れていく感覚的な理解を基礎的な事項を中心に再度確認する |
講演2 |
「製品開発における信頼性について」 |
講師 |
大阪府立大学 第3学系群 航空宇宙海洋系 准教授 小木曽 望 氏 |
時間 |
11:00~11:50 |
概要 |
信頼性の概念や定量化技法について概観した後に,信頼性を考慮した設計の例を交え,品質工学の観点についても言及する. |
ベンダープレゼンテーション |
「団体会員様によるプレゼンテーション」 |
講師 |
デモ展示をされている 団体会員様 |
時間 |
12:30~13:00 |
講演3 |
「「締結・接合部の信頼性評価とCAE」 |
講師 |
静岡理工科大学 理工学部 機械工学科 特任教授 服部 敏雄 氏 |
時間 |
13:00~13:50 |
概要 |
機械・機器の破損の多くは締結・接合部に生じている。特に最近は同様な事故が繰返し起こっていることに注意が必要である。
例えばトレーラハブの事故での教訓があったにも関わらず、最近ゆりかもめ車軸ハブの同様な事故が繰り返される状況、ボンバルディア航空機の主脚収納扉ヒンジボルトのゆるみトラブルによる不時着事故があったにも関わらず、チャイナ航空機スラットボルトトラブルによる油漏れ炎上事故が起こる状況、ジェットコースター車軸ボルトでの類似事故の発生、等を見るに、これらの技術早期確立は機械エンジニアの社会的責任とも考えられる。
問題はこれらの締結・接合部は力の流れが乱れ、特に接触部位の力学解析は困難であったため、局部の力学解析から逃げマクロ的な実験データ及び経験の蓄積に基づいて設計されてきたためである。
最近接触問題も精度よく解析できる有限要素法応力解析ソフトも出回り、これら締結部位の局部応力解析が可能となり締結・接合部位の汎用的な強度評価が出来るようになった。
今回の講演では、まずはねじ締結体の力学挙動解析から、ボルトのゆるみ、疲労強度評価、接触端部の応力集中からフレッティング疲労強度評価を行い、上記事故の解析、対策に結びつける。
最後に、これらの力学挙動、強度評価技術を実際の設計現場で有効に使っていただくため、大学/企業/学会連携で進めた、CAE設計ツールへの落とし込みの実例等を紹介する。
機械・機器の軽量化、長寿命化、高信頼化に向けて強度設計、生産技術、品質保証、保全に関わる技術者、CAE技術者に聴いていただきたいセミナーです。 |
講演4 |
「設計段階で製品信頼性確保を実現するJupiterのご紹介」 |
講師 |
株式会社テクノスター 吉村 昇一 氏 |
時間 |
14:00~14:45 |
概要 |
製品に高強度高剛性を確保して信頼性を高める事と軽量化や低コストを実現して商品価値を高める事とは相反する場合が多く、これらを合理的に決定するにはCAEによる検討が不可欠です。弊社では設計段階でこれらの信頼性解析がスムースに行えるようにCAEソフトを開発しておりますが、このたび新製品のJupiterを開発しましたので、御紹介致します。 |
講演5 |
「設計探査ツールHEEDSを使った定量的信頼性評価」 |
講師 |
株式会社CD-adapco 松村 泰起 氏 |
時間 |
14:45~15:30 |
概要 |
航空機、建築などをはじめ多くのアプリケーションで安全率を使った設計が行われている。安全率を使った設計は設計プロセスを簡便化するという長所があるが、安全率は必ずしも信頼性を表現するものではないため、性能、コストとのトレードオフができないという課題も認識されている。
本講演では設計探査ツールHEEDSを使って信頼性を定量的に評価する方法を紹介するとともにその定量化された信頼性をもとに行う設計のトレードオフのアプローチについて紹介する。 |
講演6 |
「ボルト締結の有限要素モデリング」 |
講師 |
ニュートンワークス株式会社 鴨志田 貴義 氏 |
時間 |
15:30~16:15 |
概要 |
近年の計算機の性能向上によりFEM解析においてねじ山をモデル化した大規模なモデルでも解析が可能になった。しかし、ボルトに関する不具合対策や不具合を未然に防ぐための解析を行うには、ボルトの公差、被締結体のバラツキ、メッシュの離散化誤差を十分に検討し、適切なモデリングを行なう必要がある。
それらを考慮し、回してみて初めてわかるボルト挙動について、NewtonSuite BoltApp で作成したねじ山メッシュを使い紹介する。 |
見学 |
場所 |
早稲田大学 ものつくり工房/ 構造評価室 |
時間 |
16:30~17:20 |
概要 |
ものつくり工房/ 構造評価室の見学 |
ナイト
サイエンス |
「藤井 孝蔵のスキー ーターンを科学するー 」 |
講師 |
東京理科大学 工学部第一部 経営工学科 教授 藤井 孝蔵 氏 |
時間 |
17:30~19:00 |
資料 |
講演 |
資料 |
講演3 |
(ZIPファイル:12,745KB) |
講演6 |
(ZIPファイル:2,293KB) |
展示 |
<デモ展示> |
株式会社テクノスター |
国産CAEソフトJupiter-Designer、TSV-Pre, Post |
計測エンジニアリングシステム株式会社 |
汎用CAEソフトCOMSOL Multiphysics |
公益財団法人計算科学振興財団 |
国内唯一の産業界向け専用公的スパコン「FOCUSスパコン」を供用。 |
株式会社CD-adapco |
複合領域最適化ツールHEEDS |
インテル株式会社 |
CAE解析の高速化に!最新のストレージ、コプロセッサなどのご紹介 |
株式会社CAEソリューションズ |
軽量化・最適化のためのCAEソリューション |
ニュートンワークス株式会社 |
JIS規格対応!ボルトねじ山六面体メッシュ作成BoltApp |
時間割 |
参照ください。 |
参加
費用 |
第28回関東CAE懇話会 参加費用
■CAE懇話会個人会員(正会員、賛助会員)
・一般 :2000円(税込)
■CAE懇話会団体会員(正会員、賛助会員)の社員の方
・2000円(税込)
■CAE懇話会非個人会員
・一般 :3000円(税込)
■学生は、学生会員は参加費用は無料(ただし社会人学生は除く)
学生会員でない場合は、参加費用は 1000円(税込)
学生会員に登録ください。(登録費用は無料)
※参加費用は参加されるコースに関係なくいずれも上記の費用となります。
当日受付にてお支払いください
。
☆所属する企業が団体会員様の場合、個人会員の参加費用が適用されます。
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参加費用の請求書による振込みを希望される場合は、事前に(1月15日までに)
CAE懇話会事務局までご連絡ください。
会場での請求書支払申込はできません。 |
新規にCAE懇話会個人会員となって、個人会員としての参加を希望される場合には、1月15日(金)までに個人会員登録申請を行ってください。
すでに個人会員の方は、その必要はありません。 |
参加
申込 |
申込みはこちらから
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備考 |
内容については、変更される場合があります。最新情報は本ページでご確認ください。 |