第5回関東CAE懇話会(2005年1月21日)
テーマ  「設計とCAE」
日時 2005年1月21日(金) 9:45-20:00
場所 恵比寿ガーデンプレイスタワー 日本SGI株式会社 B1F SGIホール及び4F 会議室B、C−1
〒150-6031 東京都渋谷区恵比寿4-20-3地図
受付  9:15 受付開始 B1F SGIホール前にて
交通 JR恵比寿駅から徒歩10分
基調講演
16:00〜17:00

講師:東京大学 教授 吉村 忍 様
「21世紀のものづくりと大規模CAE解析」
概要:

21世紀のものづくりにおいては、設計・製造対象を丸ごとモデル化し、CAEに基づく高精度の評価を様々な視点から簡便に行えることが重要になると考えられる。そのためには、CAEシステムのさらなる進化と解析者の進化が同時に求められる。こうした背景と、こうした目標に向けて現在進行中の技術開発動向について、講演者らが開発中のオープンソースCAEシステムADVENTUREを例として、分かりやすく紹介する。

講演

☆講演1 「CAEを用いた自動車用エンジン開発」
講師:日産自動車 成富 忠和 様
時間 13:30〜14:15
概要:

製造業にとって生き残りの為、製品の性能向上、開発期間短縮、低コスト化等の開発競争への参戦が、必要不可欠である。 この様な設計者に突きつけられた問題の解決策としてCAEの活用が、唱えられて久しい。近年進歩の著しいCAEが、 実際の開発現場で道具としてどの様に活用されているのか、そして将来の目指す姿は、自動車用エンジンの 音振性能開発を中心に紹介する。

☆講演2 「製品開発の中でCAEが旨く機能しているか」
講師:株式会社トヨタコミュニケーションシステム 斎藤 公則 様
時間 14:15〜15:00
概要

近年、CAEが製品開発の中で有効なツールとして活用されている事例が多く報告されるようになってきた。 掛け声だけでなく本当にうまく機能しているのか。当事者は多くの悩みを抱え日々悪戦苦闘しているというのが実態ではないか。 どのようなことに留意し、何を解決すればCAEが真の市民権を得ることができるのか。この辺りを考察してみたい。
☆講演3 「日立のCAEについて(仮)」
講師:株式会社日立製作所 小林 淳一 様
時間 15:15〜16:00
概要:
未定
技術講習会
☆技術講習会1 「CAEエンジニアのためのモーダル実験解析の基礎と実際」
講師:エルエムエスジャパン株式会社 竹井 俊樹 様
                       工藤 和久 様
                       近藤 貴久 様
時間 9:45〜12:45 (定員 30名)
概要:

一般固有値問題を有限要素モデルを用いて解析しているエンジニアにとって,固有振動数やモード・ベクトル等の解析精度や実機との整合性は非常に重要な課題です。 普段,物理座標系で6自由度を考慮しながらFEMを用いたアプローチと,実物から得られる実験データから,モーダル座標系に縮退して固有値を求めるモーダル解析によるアプローチの違いを, 原点に立ち返り体験・学習していただきます。
スケジュール:
9:45−10:45  講義  (講師:竹井様)
10:45−11:45  鉄板を使用したモーダル解析のデモ
 ・ FRF収集の仕方
 ・ カーブフィットの紹介
 ・ FEMとの相関 など
 (講師:工藤様)
11:45−12:45  モーダル解析の実習
 ・ インパクト加振
 ・ カーブフィット など
 (講師:工藤様、近藤様)
実験対象の試験片について、固有値解析を行えるかたは実施してお持ちください。計測データとの比較を行うことができます。

試験片形状: 10mm厚の平板です。
300x200x10 (単位:mm)
・ヤング率: 206(GPa) = 2.06e11(kg/m2)
・ポアソン比: 0.3
・質量密度: 7.86(g/cm3) = 7.86e3(kg/m3)
・境界条件:free-free
☆技術講習会2 「CAE経営塾 〜CAEの新しい役割〜」
講師:CAE懇話会 田中 豊喜 様
時間 10:00〜12:00 (定員 15名)
概要:

先進的にCAEを活用している企業は、CAEを開発のラインの中に組み込み、従来の開発とは、異なった開発モデルを実現しつつある。 従って、CAEの役割は、解析や設計のツールから新しいビジネスモデル構築のツールとして期待される。 この問題を、時代の変換期の中で捉え議論を進める。
※申し訳ございません。このコースは定員となりましたので、お申し込みを締め切りました。
資料展示

CAE懇話会団体会員企業の資料展示を設けます。最新の情報収集にお役立てください。

交流会 時間 17:15〜19:15
ゲスト: 江戸川大学社会学部(経営学) 助教授 小林 至 様
昭和43年東京都生まれ。平成4年、千葉ロッテマリーンズに入団。史上3人目の東大卒プロ野球選手となる。退団後に渡米。平成8年、コロンビア大学で経営学修士号(MBA)を取得。その後、平成12年までフロリダ州のテレビ局で通訳、翻訳、解説などに従事。平成13年、参議院議員選挙に立候補するが落選。著書に『合併、売却、新規参入。たかか・・・されどプロ野球!』(宝島社)、『アメリカ人はバカなのか』(幻冬舎)など。また、最新の論文に「スポーツ球団と地域経済の正しい関わり方」(東京財団)がある。
ホームページはhttp://itaru.3hands.net
時間割 こちらを参照ください。  
参加費用 ■第5回関東CAE懇話会 参加費用
  □CAE懇話会個人会員(正会員、賛助会員)
      ・一般:2000円   ・学生/院生:1000円
  □CAE懇話会非個人会員
      ・一般:3000円   ・学生/院生:2000円

※参加費用は参加されるコースに関係なくいずれも上記の費用となりCAE懇話会個人会員への登録は当日受付でも行えますが、できるだけ事前に申し込みをお願いします。 
申し込み 申し込みは締め切りました。当日受付へお越しください。
備考 内容については、予告なく変更される場合があります。
最新情報は本ページでご確認ください。