●事例紹介 (15:05〜17:10) |
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事例1 |
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「高精度歯車の成形金型技術とマイクロアクチュエータの応用」 |
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(株)アイカムス・ラボ 片野 圭二様 |
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当社はモジュール0.1以下のプラスチック射出成形歯車を用いた歯車減速機によるマイクロアクチュエータを主力製品としている。この歯車は、精密射出成型加工とプラスチック歯車の高強度・高寿命成形が重要技術である。これらの技術をベースにして、最近一眼レフカメラのオートフォーカス機構として開発・商品化したので紹介する。 |
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事例2 |
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「樹脂流動解析を活用した腕時計用地板金型のコストダウン」 |
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盛岡セイコー工業(株) 型技術部 型技術1課 渡辺 龍治 様 |
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当社は腕時計用ムーブメントの製造を行っている。本テーマは事前に成形材料の測定や型内圧の計測を行い、その結果を解析条件に展開して種々の解析結果を製品形状や金型構造に反映した。効果として付加価値の向上と金型の大幅なコストダウンを実現した。今回はその事例と概要を紹介する。 |
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事例3 |
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「CAEによるプレス加工金型の最適設計」 |
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岩手大学工学部機械工学科 准教授 西村文仁様 |
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多段プレス加工金型の設計においては、実験的あるいは解析的なアプローチを用いた試行錯誤が必要とされる。CAEを用いた最適設計により、形状精度や成形不良を改善することが可能になってきている。これに加えて、成形後の製品の高信頼性化も重要な課題であるため、加工中に材料に生じる損傷を低減することを目的として、加工履歴を考慮した最適設計を行った事例を紹介する。 |
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事例4 |
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「金属加工技術を支える解析技術−実現象と解析の紹介−」 |
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(株)大塚商会 CADプロモーション部 解析プロモーション課 成田 裕威様 |
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金属加工の加工現場とその解析事例を見ながら、各金属加工分野の様子を直感理解しましょう。金属の成形方法として、
・溶かした金属を型(金型・砂型・フォーム・ワックス等)に流し込む鋳造
・金属の塊に圧力を加え塑性変形させる鍛造加工(冷間・熱間)
・転造金属の板を金型で押して塑性変形させるプレス加工。
これら3種類の加工方法について基礎となる理論と解析結果評価について理解を深めます。 |
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事例5 |
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「アルプス電気における金型設計とCAE」 |
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アルプス電気(株) HMI事業本部 第5技術部 技術開発G 寺尾 博年様 |
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アルプス電気ではものづくりの加工現場にてCAEを活用している。CAEの目的は製品形状の最適化や短納期・高品質な金型を製作するための金型デザインの最適化、そして部品加工性評価として材料限界、加工の妥当性を評価し安定した加工を実現することにある。今回の報告では弊社での金型設計におけるCAE適用事例について概要を紹介する。 |