第29回東北CAE懇話会 |
主催 |
東北CAE懇話会 |
共催 |
INSデジタルエンジニアリング研究会
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テーマ |
[熱流体とCAE」
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日時 |
2018年5月18日(金)13:00〜17:00 |
場所 |
福島県いわき市 LATOV 6F いわき産業創造館
アクセス: いわき駅から徒歩2分
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受付 |
12:30受付開始 |
基調
講演 |
「流体関連振動と振動発電」 |
講師 |
福島工業高等専門学校
機械システム工学 准教授 小出 瑞康 氏
専攻科 産業技術システム工学専攻 エネルギーシステム工学コース 佐波 氏 |
時間 |
13:00-14:00 |
概要 |
<小出 瑞康 氏 担当>
自然現象や機械装置,構造物において,流れにより物体が振動する現象は非常に広範に見られる。これらは構造物,機器の破損等をもたらし,時にはタコマ−ナロウズ橋の崩落,高速増殖炉もんじゅの温度計鞘管の破損の原因となった。その予測は困難で多くの事故原因となってきたため,これまでは有害なもの,回避すべきものとして取り扱われてきた。しかし近年,これを風や河川の流れなどの微小なエネルギーを用いて発電を行うエナジーハーベスティングに利用する提案がなされている。これらの流体関連振動および振動発電について紹介する。
<佐波 氏 担当>
カルマン渦励振を用いた振動発電の方法として,コイルと磁石を使った電磁誘導を用いる。振動子である円柱の両端にコイルを取り付け2枚のネオジム磁石が作る磁界の中を振動させることで発電を行う。振動子を円柱から矩形柱に変更すると,カルマン渦励振に加えてギャロッピングが発生する。ギャロッピングとは,矩形柱が流れに直交するように相対運動することにより,流れパターンが非対称になることで発生する揚力により生じる不安定振動である。これらの流体関連振動を用いた振動発電の研究を行い,最終的に河川観測装置の電源に適用することを目指す。 |
話題
提供
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話題提供 1 :「熱流体解析を中心とした最新事例のご紹介」 |
講師 |
株式会社 ソフトウェアクレイドル 技術二課 第一解析グループ 佐藤 靖之 氏 |
時間 |
14:00-14:30 |
概要 |
ソフトウェアクレイドルは、日本の解析ベンダーとして熱流体解析を長年開発してきました。2016年にMSCグループへ加わり、熱流体解析とMSC製品を組み合わせたマルチフィジックスソリューションの提供を開始しました。本セミナーでは、流体と機構、構造、音響を連携・連成させた解析事例と5月11日にリリースしたV14の新機能を使った解析事例をご紹介いたします。 |
話題提供2 :「汎用熱流体解析ツール ANSYS Fluentの適用事例のご紹介」 |
講師 |
株式会社 IDAJ 解析技術6部 中嶋 達也 氏 |
時間 |
14:30-15:00 |
概要 |
<汎用熱流体解析ツール ANSYS Fluent>
CAEを用いたモノ作りは多くの企業にとって必須のものとなっており,熱流体解析ツールのANSYS Fluentは世界中の多くの企業によって製品の開発設計プロセスの中で利用されています.
ANSYS Fluentは様々な工学的な問題を解くための流れ,乱流,熱移動,混相流,化学反応などといった多彩な物理モデルを備えており,その適用範囲は航空機の翼や自動車まわりの空気流動から炉内の燃焼,気泡塔,石油掘削プラットフォーム,血液の流れ,半導体製造工程,クリーンルーム設計,ビル風,下水処理プラントなど広範囲に渡ります.
本発表ではANSYS Fluentの解析事例をとおして,熱流体解析を設計に適用することにおけるメリットなどをわかりやすくご紹介いたします. |
話題提供3 :「設計空間探索ソフトウェア「pSeven」及び事例のご紹介」 |
講師 |
SCSK株式会社 製造エンジニアリング事業本部 解析ソリューション第二部 青島 健太 氏 |
時間 |
15:20-15:50 |
概要 |
CAEの分野では製品の高機能化・複雑性と開発のリードタイム短縮の命題から、複数のソリューションを組み合わせ、発生する数多くのデータから最適な設計仕様をいち早く決定する手段が求められています。「pSeven」は設計空間探索をプラットフォームとして、ワークフロー作成によるシミュレーション実行の自動化、効果的な数学的手法を用いた最適化、予測可能なサロゲートモデル(シミュレーションの代理モデル)の生成といった機能を装備し、数多くのデータから最適な設計仕様をいち早く決定する手伝いをします。「pSeven」の概要及び、熱処理の事例をご紹介させていただきます。 |
話題提供4 :「シミュレーションに用いる熱伝導率の測り方」 |
講師 |
株式会社ベテル ハドソン研究所 羽鳥 仁人 氏 |
時間 |
15:50-16:20 |
概要 |
近年、電子機器の小型化がすすみ、電子部品の小型化とともに、実装密度が増大している。機器の熱対策によく用いられるのが、グラファイトシートなどの放熱シートや、サーマルインターフェースマテリアルと呼ばれる熱抵抗を低減する材料である。それらの材料は材料の構造から異方性を持ち、樹脂と熱伝導フィラーで構成されることから熱伝導率の分布を持つ。従って、従来の熱伝導率計測方法では正確な物性値が把握できない場合があった。我々は、異方性のある材料や局所的に熱伝導率の分布を有する材料を計測する手法を開発した。従来よりも正確で詳細な値の計測が可能になりシミュレーションの精度向上に役立つ。 |
特別
講演 |
特別講演 :「小さな金属加工会社での熱CAE活用/熱設計業務への挑戦」 |
講師 |
株式会社黒田鉄工 黒田 和宏 氏 |
時間 |
16:20-16:50 |
概要 |
前職では、引き合い/量産モデルの熱設計や熱設計を行う上で必要な要素技術の検討を行っていました。現在は建設機械やトラックなどの金属部品を作製する会社で仕事をしております。前職で習得した熱設計技術を生かし、熱計算ツールを用いたヒートシンクの設計検討/試作、熱設計/熱対策コンサルティング、熱物性測定、過渡熱計算簡易ツール作成など熱に関する業務も幅広く対応していきたいと考えており、その内容を紹介させて頂きます。 |
交流会 |
時間 |
17:00〜19:20 |
場所 |
漁夫三町目店
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参加費用 |
交流会費用 :4000円 |
宿泊
案内 |
谷地の湯 田村屋旅館 |
費用 |
宿泊費(飲食費込み) 9,000円 |
定員 |
15名
(宿泊の申込は、定員になりましたら、締め切らせて頂きます。) |
場所 |
〒979-0338 福島県いわき市大久町大久字下谷地14 |
アクセス |
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デモ
展示
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CAE懇話会団体会員企業のデモ展示コーナーを設けます。
最新の情報収集にお役立てください。 ■出展団体会員企業名(受付順、敬称略)
=受付中= |
<デモ展示> |
プロメテック・ソフトウェア株式会社 粒子法流体解析ソフトウェア、粉体解析ソフトウェア |
サイバネットシステム株式会社 |
時間割 |
参照ください。 |
参加
費用 |
第29回東北CAE懇話会 参加費用
CAE懇話会個人会員
・一般 :2000円(税込)
CAE懇話会団体会員(正会員、賛助会員)の社員の方
・2000円(税込)
CAE懇話会個人会員外
・一般 :3000円(税込)
■学生は、学生会員は参加費用は無料(ただし社会人学生は除く)
学生会員でない場合は、参加費用は 1000円(税込)
学生会員に登録ください。(登録費用は無料)登録
登録はこちらから。
※参加費用は参加されるコースに関係なくいずれも上記の費用となります。
当日受付にてお支払いください
。
☆所属する企業・法人が団体会員様の場合、個人会員の参加費用が適用されます。
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参加費用の請求書による振込みを希望される場合は、事前に CAE懇話会事務局までご連絡ください。会場での請求書支払申込はできません。 |
新規にCAE懇話会個人会員として参加希望される場合は、5月11日(金)までに個人会員登録申請を行ってください。
すでに個人会員の方は、その必要はありません。 |
参加
申込 |
Web殻からの事前申し込みは終了しました |
備考 |
内容については、変更される場合があります。最新情報は本ページでご確認ください。 |