東北CAE懇話会概要

CAE懇話会とはCAE(Computer Aided Engineering)に関係する人々の情報交換を活発化させ、商品開発・技術開発ツールとしてのCAEの利用を推進することを目的として平成12217日に任意団体の形で発足している。東北CAE懇話会は2003623日に第1回開催し、2/年開催し東北県内の交流活性化、東北と他地域との交流活性化を目的としている。

 

内容

1.基調講演:いわき明星大:東教授 「いわき明星大学における産学官連携の現状」

いわき明星大を中心に福島県の研究機関として現在の活動報告、今後の活動方針を報告。

いわき市フラワーセンターに設置されている風車も産学官連携で生まれた風車である事を知り、非常に身近な存在となった。

 

2.いわき明星大:桜井教授「CAE leads to Design?」ご講演

CAEの歴史についてのご講演。

CADCAEという流れからCAECADという流れの重要性を説明。

 

3.いわき明星大:清水教授「MBDの設計応用」ご講演

MBD(マルチ・ボディ・ダイナミクス)は機構解析であり、今後発展する可能性の高い分野である。

今回の報告は機構解析で振動解析を行う取組みであった。別の機会に機構解析で弾性域の自己接触を解いた事例もあり、今後の発展に興味がある。

 

4.フコク()萩本様:「設計現場でのCAEの有効活用と失敗談」

フコク():自動車のゴム関係の会社で、ワイパーは日本の自動車メーカー100%納入。

フコクさんは形状的に似たような形状である場合が多いため、自動化が進んでいる。

自動化というブラックボックスは背景を理解せずに使えるため頭を使わずに使用出来るという危険性がある。その危険性に対しては「過去トラをCAEで分析」という、APNには無い発想があり非常に勉強になった。

 

5.ALPINE()木下様:「ALPINEにおけるCAE活用事例と今後の課題」

2004年度に量産モデル全てに対してCAEを実施した成果を効果金額、工数算出して報告。

新たなCAEの価値観、産学協同の必要性について報告。

 

6.ALPS電機()佐々木様:「フォトプリンタ開発現場でのCAE活用事例:産学連携/LT短縮」

発表内容は休憩時間に見たフォトプリンターのCAE事例だった。

設計者のアグレッシブな発想を製品化に結び付けるという部分で非常に良い事例であり、設計者の創意、工夫の手助けツールとしてのCAEという利用方法のお手本だったと思う。