更新日 2010年6月22日
第17回中部CAE懇話会
テーマ 電磁場とCAE 
  〜これからのものづくりに重要な電磁場の現象と対策を考える〜
日時  2010年6月25日(金) 11:10−20:00 (受付10:30〜)
場所  名城大学 名駅サテライト「MSAT」
 名古屋駅前 SIAビル
 (ユニモール地下街C番出口を出てすぐ)
    

※交通のご案内
受付 名城大学名駅サテライト「MSAT」 10:30受付開始


プログラム
概要
●基調講演   [詳細
 
「宇宙の天気と社会への影響」
      名古屋大学太陽地球環境研究所
准教授 西谷 望  様
●招待講演  [詳細]
 
講演1
 「EMC設計のためのマルチフィジックスシミュレーション」
パナソニック株式会社
崎山 一幸  様
 
講演2
 「シミュレーションを可能にしたハードウエア」
  ―磁気ディスクの超絶機構技術―
 名古屋大学         
名誉教授 三矢 保永  様
●ベンダー講演  [詳細]
 
講演1  
「高周波電磁場解析ソフトSINGULA」
株式会社テラバイト  
 竹越 邦夫  様
 
講演2
「複雑な電磁場現象を解き明かすJMAGの解析技術」
株式会社 JSOL    
坂下 善行  様
 
講演3
「高周波電磁波シミュレーションソフトウェアPAM-CEM Suiteによる自動車の大規模シミュレーション」
       日本イーエスアイ株式会社
土屋 徹    様
 
講演4
「強連成解析の効率アップと設計コスト削減を実現するOofelie Multiphysics 2010」
株式会社ヴァイナス  
   菅 貞博  様
 
講演5
「デスクトップ環境による電磁界解析モデリング」
          計測エンジニアリングシステム株式会社
 加藤 和彦  様
●幹事講演   [詳細] 
「CAEのための数学/ベクトルと行列」
                                  中部CAE懇話会幹事 様
時間割はこちら
 
ベンダー講演会
CAE懇話会団体会員企業(ソフトウエア・ベンダー)が専門とする電磁場関連技術について、 各社様の製品の特徴や技術動向等を主体にしてお話しして頂き、 聴講者の方に最新の電磁場解析ツールの製品及び動向を理解して頂きます。
ベンダー
講演1
「高周波電磁場解析ソフトSINGULA」
株式会社テラバイト
竹越 邦夫  様
内容:
電磁場解析ソフトSINGULAはモーメント法を利用した高周波電磁波問題を解くためのソフトである。必ずしも解析手法についての詳しい知識を必要とせず、種々のアンテナ放射特性や航空機のレーダー断面積の解析などを簡単なデータ設定だけで実施できるように、配慮されている。また、大規模問題に対しても並列計算をはじめ様々な機能強化がなされている。 当日はこのソフトの特徴と解析事例を紹介する。
ベンダー
講演2
「複雑な電磁場現象を解き明かすJMAGの解析技術」
株式会社 JSOL      
坂下 善行  様
内容:
自動車や家電製品の省エネ化、高機能化に伴い、そのキーコンポーネントとなるモータなどの電気・ 電子デバイスはより高度に、より複雑になってきています。 そこでCAEに求められているのは複雑な現象を正確に捉え、設計にフィードバックする力です。あるときは微細に電磁場を解析したり、また、あるときは膨大なデータをマクロ的に捕らえることも必要です。
JMAGの四半世紀を越える産業界での経験から得た多様な技術を紹介します。

資料はこちら   (資料サイズ: 2.0MB)
ベンダー
講演3
「高周波電磁波シミュレーションソフトウェアPAM-CEM Suiteによる自動車の大規模シミュレーション」
日本イーエスアイ株式会社 
土屋 徹   様
内容:
3D FDTD法の電磁波シミュレーター「PAM-CEM/FD」と3Dケーブルシミュレーター「CRIPTE」から構成される高周波電磁波シミュレーションパッケージPAM-CEM Suiteの概要説明。およびびキーレスアンテナ特性解析、EMC解析、ミリ波レーダー解析といった自動車関連の大規模高周波電磁波シミュレーション事例のご紹介。

資料はこちら  Document(資料サイズ:2.0 MB)
ベンダー
講演4
「強連成解析の効率アップと設計コスト削減を実現するOofelie Multiphysics 2010」
株式会社ヴァイナス  
菅 貞博  様
内容:
強連成解析システムOofelie Multiphysics 2010は、操作性向上と解析時間短縮による設計現場 レベルでの強連成解析の効率アップを実現し、また解析の高精度化による試作試験のコスト削減を達成します。今回は、構造・熱・電場・圧電体の強連成解析に対応したOofelie::MEMSと、電場・磁場の強連成解析に対応したOofelie::ElectroTechnicsの機能をご説明します。
ベンダー
講演5
「デスクトップ環境による電磁界解析モデリング」
            計測エンジニアリングシステム株式会社 
加藤 和彦   様
内容:
支配方程式のMaxwell方程式の難解さや計算負荷の高さ・現象の直感的な把握の難しさなどがハードルだった電磁界解析も、計算機性能の飛躍的向上や解析技法の発達で現在では広く実務への適用がなされるようになってます。しかしながらソフトウエアの使いやすさとソルバパフォーマンスへのニーズは今でも尽きないテーマとなっています。
低周波および高周波電磁界問題を扱えるCOMSOL Multiphysicsはデスクトップ環境下での利便性の高いフィジックスモデリングとマルチフロンタル法並列ソルバによる大規模モデルシミュレーションを可能にします。当日はCOMSOL Multiphysicsによる電磁界解析事例をご紹介いたします。

資料はこちら Document(資料サイズ: 1.5MB)
幹事講演
幹事
講演
「CAEのための数学/ベクトルと行列」
                                中部CAE懇話会幹事 様
内容:
  中部CAE懇話会幹事会で議論をしていく中で、CAEエンジニアの方の基礎技術習得のお手伝いをしようとの声が出てまいりました。本講演ではその最初の試みとしてCAEでの指導経験のある幹事よりCAE技術者が身につけるべき最低限必要なベクトルと行列の基礎技術を説明いたします。
  学生時代に勉強したベクトルと行列の基礎知識を思いだしたい方、あるいは数学にあまり縁のなかった方、是非参加して下さい。(近々、内容は公開予定です。)
昼食
時間:13:00-14:00
名古屋駅周辺のレストラン等をご利用下さい。(13:00からであれば比較的空いております)  
コンビニで購入されて多目的室で食事をされても構いません。
資料展示コーナー
資料
展示
時間:11:30-18:00(13階)
CAE懇話会団体会員企業の資料展示コーナーを設けます。最新の情報収集にお役立てください。
  出展団体会員企業名(受付順、敬称略)
   =出展団体会員受付中です。=
 <資料展示>
 プロメテック・ソフトウェア株式会社 粒子法CAEソフトウェア「Particleworks」
 株式会社エヌ・エス・ティ F-MAG
 株式会社テクノスター 国産CAEソフト/TSV-PrePostDesignerPersonalViewer 
 株式会社ヴァイナス Oofelie::MEMS
 エムエスシーソフトウェア株式会社 SimXpert, SimManager
 株式会社JSOL 電磁界解析JMAGと熱流動連成など
 東レエンジニアリング株式会社 射出成形CAE 3D TIMON
 日本イーエスアイ株式会社 「PAM-CEM」
 株式会社テラバイト

  *今年は会場の都合により資料展示のみとなります。  ご了解ください。
招待講演
招待 
講演1
時間:14:00-15:00 (13階 多目的室)
「EMC設計のためのマルチフィジックスシミュレーション」
 パナソニック株式会社
崎山 一幸   様
講演概要:
最近の情報機器の処理性能の向上や、通信手段との混載システム化が進むに連れて、電磁ノイズによる誤動作の問題が着目されています。電磁ノイズの発生メカニズム、伝搬・放射、ノイズ耐性評価など広範囲な電磁現象を考慮しなければならない、いわゆるEMC設計は、これからの物づくりの品質条件として必須な要件になりつつあります。
 これまでのEMC設計は、部品、回路、筐体実装など、それぞれ個別対象をモデル化して解析を行なう手法が主流でありますが、本来、電磁ノイズの発生から、機器への影響にいたるまでのメカニズムを解明するためには、機器全体を解析対象とする大規模なマルチフィジックス解析が必要です。
 また、そのためには、莫大な計算機資源の投入が必要と考えられています。
 本講演では、大規模なEMC設計のためのシミュレーション技術の取組みについて紹介します。
招待 
講演2
時間:15:05-16:05 (13階 多目的室)
「シミュレーションを可能にしたハードウエア」
―磁気ディスクの超絶機構技術―
名古屋大学 
名誉教授  三矢 保永  様
講演概要:
ディジタル情報化社会へ移行しつつある現代社会では,日々膨大な情報が生産され,通信され,処理され,蓄積されている.最初の磁気ディスク装置(HDD)は,1956年に開発され,以来50年が経過し,この間に1億倍もの記録密度の向上が実現された.この間の技術変遷とともに,最新装置に導入されているヘッドとディスクのナノすきま相対運動を実現するための超絶機構技術(ナノ機構技術)を解説する.また,ナノ機構を実現するために適用されているシミュレーション技術を実用例として紹介する.
基調講演、技術交流会
基調
講演
時間:16:15-17:45 (13階 多目的室)
「宇宙の天気と社会への影響」
名古屋大学太陽地球環境研究所     
准教授  西谷 望 様
講演概要:
宇宙は地上100km以上の高さの領域として通常定義され、そこでは「天気」と呼ぶのにふさわしい、電離プラズマを中心とした様々な変動が絶え間なく発生しています。そこで起こっている変動現象は、私たちの普段の生活にはあまり関係がないと思われがちですが、宇宙ステーションにおける船外活動、人工衛星の運用に多大なる影響を与えることが知られており、さらには極域における電力線へのダメージ・石油パイプラインの腐食、GPSの測位における誤差、衛星通信の障害等を引き起こす原因にもなっており文明の発達とともに宇宙における「天気」の変化が我々の社会生活に与える影響はますます大きくなっています。
これら宇宙における様々な変動現象は、太陽表面における擾乱現象に原因があるということがわかっていますが、それがどのようなメカニズムを通じて人間の社会活動に影響を与えるかどうかについては、いまだに不明な点が数多く残されています。
私たちの名古屋大学太陽地球環境研究所は、太陽から地球までを一つのシステムととらえ、太陽-惑星間空間-磁気圏-電離圏-大気圏の各領域で起こっている様々な変動のプロセス、および領域間相互作用について観測データや計算機シミュレーション等を活用して研究を推進しています。講演では、研究所のこれらの研究活動および、講演者の研究グループが行っている、短波帯レーダーによる地球電離圏の擾乱過程に関する観測研究について紹介する予定です。

資料はこちら Document (資料サイズ:57.1MBあります。ご注意ください)
技術交流会
時間:18:00-20:00(13階 多目的室)
パネルディスカッションと参加者の技術交流会を行います。
時間割 こちらを参照ください。
参加
費用
第17回中部CAE懇話会 参加費用
CAE懇話会個人会員(正会員、賛助会員)
   ・一般    :2000円(税込)    ・学生/院生:1000円(税込)
CAE懇話会非個人会員
   ・一般    :3000円(税込)    ・学生/院生:1000円(税込)
※参加費用は参加されるコースに関係なくいずれも上記の費用となります。
  当日受付にてお支払いください 。

参加費用の請求書による振込みを希望される場合は、事前にCAE懇話会事務局までご連絡ください。会場での請求書支払申込はできません。
新規にCAE懇話会個人会員となって、個人会員としての参加を希望される場合には、6月18日(金)までに個人会員登録申請を行ってください。
すでに個人会員の方は、その必要はありません。
なお、会場での年会費支払いは、できませんので、ご了承ください。
年会費のお支払いにつきましては、別途ご連絡いたします。
参加
申込
  WEBでの申込は締切ました。当日会場で受け付けいたしますので、直接会場へお越しください。
交通 JR名古屋駅の直ぐそば(歩いて5分程)
  ユニモール地下街 4番出口を出た所のビル(SIAビル)の13階

 以下のURLを参照して下さい。
 http://www.meijo-u.ac.jp/campus/shisetsu/sate.html
備考 内容については、変更される場合があります。
最新情報は本ページでご確認ください。

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