(03-02)
Q:ミーゼス応力、主応力、せん断応力など、何を基準にして結果を評価したらよいのか。
1.基本になる応力
- ●3軸応力
- xyz方向に応力があるときx方向の歪みは
εx=σx/E−ν(σy+σz)/E
同様に、yz方向の歪み、剪断応力・歪み、垂直応力が式にできる。
- ●フックの法則
- F=kx
と
σ=εE
は同じ考え方。応力は単位面積当たりの力。
2.垂直応力、せん断応力
3.応力の評価方法
- 材料が降伏応力を超えないかを判断するにはミーゼス応力で判断する。
- ただしミーゼス応力はスカラーであるので変形(破壊)の方向は分からない。
- 主応力は上記を判断するための指標となる。
- 評価においてはこれらの応力が(降伏応力÷安全率)を超えないようにする。
- 材料固有の降伏応力は実験によって求めておいた方が良い。
- 特に樹脂材料は文献値と大きく異なる場合がある。