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| 理事長 ご挨拶 |
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CAE懇話会 理事長 小寺 秀俊 |
この度、CAE懇話会の4代目の理事長に就任させていただきました。就任に当たり、ご挨拶申し上げたいと思います。
2000年2月に第1回関西CAE懇話会発足以来25年、NPO法人となった2002年5月からは23年が経過しました。
初代の田中理事長の元で対面を重視した人と人のネットワークづくりを重視する懇話会がスタートし、平野理事長・小石理事長と懇話会の活動が学会等学術界との連携も含めて発展し、コロナ禍を経て、TV会議システムやオンデマンドを利用した活動へと展開が広くなりました。これを継続・発展させて行くこと、持続的に発展する構造を作ることが私の役割の一つといえます。それは、次の世代の人達に引き継ぐことだと思っております。
2000年当初は私も40代前半でしたが、懇話会発足を議論するために発起人が集まり、懇話会のあり方として、CAEのユーザーである現場の技術者や研究者とソフト・ハードの企業の営業・技術の人が、CAE技術の開発や利用という領域で、企業や立場の垣根を超えて交流することで、知識獲得やノウハウ等を共有する場を提供することを目的とすることにしました。
その基本概念に基づき、知識獲得のための解析塾は懇話会が法人化する3年前からスタートしていましたが、解析塾と意見・ノウハウの交流の場としての懇話会の開催を企画運営されてきました。現在では、東北・関東・中部・北陸・関西・中四国の6つの懇話会に加え合同幹事会が各地域の会長・幹事により企画運営されるとともに、解析塾も現在25以上のコースが実施されています。
これらの活動の殆どが、ものの研究開発の現場でCAEを利用する技術者・研究者およびソフト・ハードの企業の方々の企画がもとになっています。
今後も、それぞれの地域の特徴をいかして懇話会の企画・運営および解析塾の企画・実施を進めて行くために、若い人達の意見も活発に取り入れて、懇話会を運営して行く必要があると思います。
デジタルツインという言葉に代表されるように、並列計算機および量子コンピュータに代表される計算機の発達とAI,生成AI等新たなデータ処理の方法により、CAEはより精度を高めかつ重要な道具となってきています。この急速に発展する情報環境を最大限に利用するために、どのような知識やノウハウを、それらを利用する技術者が獲得しなければならないかを議論し、懇話会および解析塾で企画し実施していきたいと思います。
OECDのデータでは、15才レベルでは世界トップレベルの読解能力と数学能力を有する日本人の労働生産性は、世界で高いとは言えません。
また、大学を卒業後社会人になってから、自発的な知識と能力獲得のための勉強時間も先進国では最低レベルと言えます。
日本の技術を支え、次世代に引き継いでいくためにも、CAE懇話会の機能をどのように利用してもらうかを皆さんと議論し、より多くの方々に懇話会の活動が役に立つように、また、多くの方々に参加してもらう価値を感じてもらうことを目指して行きたいと思います。
最初に申し上げましたように、私の役割は次世代への引き継ぎです。そのためにも、懇話会の企画・運営にもうすぐシニアになる方々から若い世代の方までの参加を期待しております。
多くの方々のご協力をお願いして、私の就任のご挨拶とさせていただきます。
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