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設立趣旨書 |
本法人の前身である「関西CAE懇話会」は、CAE(Computer Aided Engineering)に関係する人々の情報交換を活発化させ、商品開発・技術開発ツールとしてのCAEの利用を推進することを目的として平成12年2月17日に任意団体の形で発足している。平成12年および13年に7回の懇話会を開催したが、参加者が急上昇しているが、これは、この分野での関心の高さと「関西CAE懇話会」に対する期待感を反映しているものである。
CAEは、工学問題を解析するためのシミュレーション・ツールから、「ものづくり」における製品設計、工学解析、生産技術、生産プロセス開発に必須なツールに変貌しつつあり、スピード、低コスト、高品質は勿論、循環型社会環境に対応した「21世紀型ものづくり」の実現に、益々その重要性と期待が高まっている。
しかしながら、電子・電気、自動車,機械、建設、鉄鋼、化学など「ものづくり」に関連した多くの産業で、広範囲に利用されているにもかかわらず、組織間の壁や、利用部署が限定的で、技術者同志の交流の場が少なく、効率的活用推進がなされていないのが実情である。
したがって、任意団体の「関西CAE懇話会」を発展的に解消し、特定非営利活動法人として「シー・エィ・イー懇話会」を発足し、上記課題を解決し、以下の目的を強力に推進する。
コンピュータとネットワークを利用したCAE技術に関する研究および産学官における教育、普及活動を利用者の立場にたって実施し,製品開発、生産活動に従事する不特定多数の市民の社会教育推進を図るとともに、「IT時代における技術創生・製品創生に対する知的生産活動」の推進を図り、次世代の知的人材育成と国際協力など、広く公益の増進に寄与することを目的とする。さらに、CAEに関連したニュービジネスの創出を積極的に支援し、新規雇用の創出にも協力することとする。
特定非営利活動法人として、法人格を持つことにより、社会的な信頼を得ることができ、様々な契約事項の締結を行うことも進めやすくなり、より社会に対する責任を持った活動を推進することが期待できる。
以上のことを踏まえ、ここに「シー・エィ・イー懇話会」を特定非営利活動法人として発足させるものとする。
注:CAE(Computer Aided Engineering)とはコンピュータを利用した設計開発支援を意味する。
平成13年12月20日
特定非営利活動法人 シー・エィ・イー懇話会
設立代表者 氏名 田中 豊喜 |
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